流行した電化製品/年代流行
より快適で便利な生活を求めて電化製品は発展していきました。
特集/年代流行
電化製品の歴史(1950年以前)/年代流行
家電製品は戦前から登場していたものの、本格的な普及は戦後となる。
1950年代中頃(昭和30年)以前は家庭電化製品と呼ばれていた。また、高度成長時代には、三種の神器と呼ばれた白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫はあこがれの的であった。
1960年代になると高度成長に伴う所得の増加は、家電の普及率を高めた。また、家電の普及は、家庭での消費電力を増加させた。
1966年、日本初の商業用原子力発電所が東海発電所で稼働する。60年代後半には家具調テレビをはじめとした、木目調・花柄家電が流行した。
1973年に起こったオイルショックを機に、省エネルギー化が進む。また、技術進歩によりマイコンを組み込み電子制御された家電が登場する。
1980年代になるとエアコンの家庭への普及率が上がり、夏期における家庭の電力消費が大幅に増大。電子制御技術の向上、バブル景気により大型・高級化などの高付加価値製品が登場する。
家電のマイコン制御が進み、複雑な機能をもつ多機能家電が増えていった。娯楽家電のデジタル化もはじまり、CDは急速に従来のレコードを置き換えていった。
1990年代は様々なデジタル通信機器が家庭にも本格的に入り込みはじめた時代である。
1990年代後半になると携帯電話が急速に普及し始めた。ゲーム機も、成人がゲームをすることも珍しくなくなったことで、子供の玩具から家庭の娯楽機器の要素も持つようになっていった。
また、従来は業務用機器またはホビー機器の性格が強かったパーソナルコンピュータも急速に普及し、インターネットが家庭に入り込みはじめた。