1950年代 流行した電化製品/年代流行
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テープレコーダーG型(ソニー)
1950年に発売された日本初のテープレコーダ「G型」は、東京通信工業の最初のコンシューマ製品。
当時レコードはあったにせよ、自分で録音するということはまずなかった。「録音」というものがどういうことなのか、テープレコーダーで何ができるのか、ほとんどの人は知らなかった。
テープレコーダーは完成したものの、これを買ってもらうにはまず世の中の人々にその価値を理解してもらうことから始めなければならなかった。
リコーフレックス III(理研光学工業)
リコーフレックス(Ricohflex)は、1950年代に国内の二眼レフブームを牽引した理研光学工業(リコー)の二眼レフ。
リコーフレックスシリーズは低価格路線で大人気となり、品不足からプレミアが付いた話は有名。
また、「二眼レフ」というカメラを、一般に広く認知させることに大きく貢献したブランドとも言える。
テレビ TV3-14T型(シャープ)
1953年(昭和28年)1月、わが国初のシャープテレビ 〈TV3‐14T〉がさっそうとデビューした。価格は175,000円。
そして2月、NHKが1日4時間のテレビ放送を開始しました。 なお、最初の視聴者は全国で866人、受信料は月200円でした。
トランジスタ・ラジオTR-55(ソニー)
東京通信工業(現ソニー)が、真空管に代わるトランジスタを開発してトランジスタラジオを商品化、「携帯型5石スーパー」を発売した。
翌年には小型化したポケットサイズを売り出し大ヒットした。
トランジスタは流行語となり、小さい女性は「トランジスタガール」と呼ばれたりした。
自動式電気釜(東芝)
1955年(昭和30)に日本で初めて電気炊飯釜が東芝によって完成した。
12月10日、完成した700個の販売を始めたが、家電販売店は半信半疑でなかなか乗ってこなかった。そこで既存ルート以外の電力会社の販売網などを開拓して、山田正吾自ら全国の農村で実演販売をしてからは、爆発的に売れるようになった。
電気やぐらこたつ(東芝)
1957(昭和32)年、やぐらこたつは発売と同時に爆発的に売れ始めた。売れ行きが増すたびに、朴の木の調達に苦労した。
1960(昭和35)年には各社の参入もあり年間293万台、1961(昭和36)年は325万台と増加し、1971(昭和46)年は407万台、1973(昭和48)年は617万台と急速に普及していった。
電子オルガンEO-4420(日本ビクター)
1958年(昭和33年)に日本ビクターが国産初の電子オルガンEO-4420を発売した。
このEO-4420は、日本ビクター音響研究所の技術陣が自由な発想で開発したもので、真空管式の電子オルガン。音質は、パイプオルガンを彷彿とさせる美しい音色で、57万円という当時としてはとても高価なものだった。