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携帯電話の歴史/年代流行

携帯電話の前身は、第二次世界大戦中にアメリカ軍が使用したモトローラ製の「Walkie Talkie」といわれる。携帯できる電話を開発する具体的な研究は古くから行われてきたが、電波のノイズの問題やバッテリーの問題、また通信速度などの多くの問題により電話機が非常に大型になってしまうため、実現は難しかった。

●docomo ●au ●softbank

docomoの由来は"do communications Over The mobile Network"(移動通信網で実現する、積極的で豊かなコミュニケーション)の頭文字を綴ったものである。
1968年にポケベル、1979年に自動車電話サービスを開始した日本電信電話公社が、1992年にエヌ・ティ・ティ移動通信網に移動通信事業を譲る。
その後、エヌ・ティ・ティ移動通信網としてi-modeを発表したのち2000年にエヌ・ティ・ティ移動通信網が株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモと商号変更。

1970年代

日本で(たぶん世界で)一番最初に携帯電話が登場するのは、1970年(昭和45年)、「人類の進歩と調和」をテーマに大阪府千里丘陵で開催された、日本万国博覧会の「電気通信館」で展示実演された電話線不要のワイヤレスフォンと思われる。重量は約550gで、この時、電気通信館では「カラーテレビ電話」も登場した。
ケータイ電話の一番最初の方式はアナログ方式で自動車電話。
文字通り、無線機本体は自動車のトランクなどに搭載されていた。
ユーザが使うハンドセットは、無線機本体から車内配線され運転席の横脇に、アンテナは自動車の天井やトランクのフタに取り付けられていた。電源は自動車のバッテリーから供給。 東京地区アナログ大都市方式サービス開始【セルラー方式】。
アナログ大都市(セルラ)方式の自動車電話サービスが日本で開始されたのは1979年。

1980年代

●1984年
 10月 硬貨投入式自動車電話機販売開始
    国際通話サービス開始
    国際ダイヤルオペレーター開始
 3月  アナログ中小都市方式(全国広域サービス)開始

●1985年
 電電公社民営化しNTTに。
 1985年NTTが初のポータブル電話機「ショルダーホン」発売。
 その後、1985年に可搬型の無線電話として肩掛けタイプのショルダーホンが登場。
 カバンのような大きさで肩掛けベルトがあった。
 無線機本体だけでなく電池も一緒に運んだので重さが約3Kgもあった。

●1986年
 6月 100形(改良形電話機)販売開始
 7月 200形(JMPS)売切開始
 8月 自動車電話用FAX販売開始
 9月 電話番号「040」追加
 10月 300形(SMPS)販売開始

●1987年
 1987年 NTT、ショルダーホンより小型化した携帯電話機発売。
 現在のように、手のひらに乗るようなハンディタイプの無線電話が市場に出てきたのは、1987年。
 ここでようやく携帯電話と呼ばれるようになった。
 初期の頃の携帯電話(TZ-802型)は重さが約900gもあった。
 サイズは約120mmX42mmX180mm(高X幅X厚)。

●1988年
 日本移動通信(IDO、現au)及び関西セルラーなどDDIセルラーグループ各社(現au)が新規参入。
 NTTの独占体制が終わる。
 携帯電話から国際通話サービス開始(個別契約) 。
 日本移動通信(IDO)サービス開始(東京23区) 。

●1989年
 1989年 DDIセルラー(現au)が初の超小型携帯電話機「モトローラ・マイクロタック」発売。
 NTTドコモ(1992年NTTから分離独立)も同様の小型携帯電話「mova」を開発して対抗した。

1990年代

●1990年
 携帯・自動車電話のキャッチホンサービスが開始。

●1991年
 超小型携帯電話「ムーバ」がこの年の4月に発売。
 デジタルホン(JR系)が参入。

●1992年
 NTTよりNTT移動通信網各社(現NTTドコモ)へ移動体通信事業移管(分社化)。

●1993年
 NTTドコモ、初のデジタル方式(PDC)携帯電話開始。

●1994年
 携帯電話機の売り切り制開始。これ以前はレンタルでケータイ端末を契約していた。
 4月にデジタル1.5GHz PDCサービスが首都圏で開始され、10月にドコモ関西・ドコモ東海が1.5GHz PDCサービスを関西・東海エリア で開始。
 デジタルホングループ(当時・現ソフトバンクモバイル)、ツーカーグループ新規参入。
 競争はさらに加速され、結果として携帯電話が広く一般に普及する下地が作られた。

●1996年
 NTTドコモの「デジタルムーバN103HYPER」に、着信メロディ機能が世界で初めて搭載され、プリセット楽曲から選択できた。

●1997年
 デジタルホングループ、携帯電話初のショートメッセージサービス「スカイウォーカー」導入。
 各社で次々にショートメールサービス開始。
 (NTTドコモ→10円メール、IDO→プチメール、J-フォン→Sky Walker)

●1998年
 DDIセルラー、初のCDMA方式cdmaOne開始(IDOは1999年に開始)
 ドコモは、漢字ショートメールサービスを開始。まだiモードメールはありませんでしたが、人 々はケータイを使って簡単なテキストを送受信した。
 ドコモはこの年の12月にNTTパーソナルグループからPHS事業を引き継ぐ。
 DoCoMo by SonyやDoCoMo by SHARP、DoCoMo by TOSHIBA、DoCoMo by ERICSSONな どNやP、F、D以外のメーカ端末も多数登場する。

●1999年
 1月1日午前2時をもって携帯電話・PHSの番号11桁化。
 NTTドコモとIDO(現au)、アナログ(ハイキャップ)方式終了。
 デジタルホン・デジタルツーカーグループが統合しJ-フォングループに。社名も「J-フォン」を冠したものに変更。
 携帯電話からのインターネット接続サービス(携帯電話IP接続サービス)開始。
 「iモード」、「EZweb」、「J-スカイ(現Yahoo!ケータイ)」。12月には iモード契約数が300万台を突破。
 J-フォンより初のカラー液晶端末が発売。

2000年代

●2000年
 DDIセルラー・IDO、アナログ (TACS) 方式終了。これによりアナログ方式は全キャリアでサービス終了。
 2000年10月1日 KDD・DDI・IDO合併によりKDDIが発足。
(発足の少し前の7月に、DDIセルラーグループとIDOの全国統一ブランド「au」を導入)
 沖縄セルラーを除くDDIセルラーグループ各社が株式会社エーユーに統合。
(関西セルラーを存続会社として合併したため、本社は大阪にあった)
 J-PHONE(現ソフトバンクモバイル)から携帯電話では初のカメラ付き携帯電話が発売される。

●2001年
 KDDIが株式会社エーユーを吸収合併。
 NTTドコモ、自社開発の第三世代携帯電話であるW-CDMA方式「FOMA」開始。
 Jフォン、シャープは、J-SH04のキャンペーンで撮影した画像を電子メールに添付できる「写メール」サービスを開始。

●2002年
 2002年 携帯電話の番号に、「080」が追加される。
 4月1日 KDDI・沖縄セルラー (au)、cdmaOne方式の発展型第三世代CDMA2000 1xMC方式「CDMA 1X」開始。
 ドコモがカメラ付き携帯電話で静止画を送信できるiショットサービスをスタート。
 J-フォングループの持株・事業会社をJ-フォン株式会社に一本化。
 J-フォン、第三世代携帯電話であるW-CDMA方式「ボーダフォングローバルスタンダード (VGS)」(現SoftBank 3G)を開始。

●2003年
 ドコモは動画メール(iモーションメール)ができるFOMAを発売。
  J-フォン株式会社、ボーダフォン株式会社に社名変更。
  KDDI・沖縄セルラー (au)、PDC方式終了。
 11月28日 KDDI・沖縄セルラー (au)、CDMA2000 1x EV-DO方式「CDMA 1X WIN」開始。

●2004年
 ドコモiモード災害用伝言板サービスを開始。
 1月にFOMA契約数が全国で200万契約を突破、12月に800万契約を超える。
 7月に初めてケータイでお買い物ができる「おサイフケータイ」が登場。
 2005年 NTTドコモ、プリペイド式携帯電話の新規受付を終了。
 ツーカーグループ3社(株式会社ツーカーセルラー東京、株式会社ツーカーセルラー東海、
 株式会社ツーカーホン関西)がKDDIと合併。
 事実上、KDDI への吸収。ドコモが12月31日(大晦日)全国で 2000万契約を突破して2013万となる。

●2006年
 モバイルSuica JR電子マネー「Suica」対応開始。
 1セグメント放送「ワンセグ」開始。
 携帯電話不正利用防止法が全面施行。
 KDDI ツーカーが新規受付を終了。
 ドコモHSDPA(いわゆる3.5世代)を開始。
 ボーダフォン株式会社、ソフトバンクモバイル株式会社に社名変更および、HSDPA運用開始。
 番号ポータビリティ制度開始。

●2007年
 13年ぶり新規参入のイー・モバイルが定額データ通信サービス「EMモバイルブロードバンド」を開始。
 携帯電話事業者が新規に提供する第三世代携帯電話端末は、110番通報や119番通報のレスポンスタイムを
 固定電話並に向上するため、原則としてGPS測位方式による位置情報通知機能に対応。
 1月末、携帯+PHS契約台数が1億台を超える。12月末、PHSを除き携帯電話だけで加入台数が1億台を超えた。

●2008年
 KDDI ツーカー事業がサービス終了。
 ソフトバンクモバイルがPDC(第2世代)サービスの新規受付を終了。
 NTTドコモグループが統合し全国一社体制になる。
 ソフトバンクモバイルが日本で初めてiPhoneを発売。

●2009年
 3月30日、文部科学省が、公立小中高校への携帯持込を原則禁止する通達を全国の教育委員会に出した。
 ドコモが初のAndroid搭載スマートフォンを発売。

●2010年
 ソフトバンクモバイルがPDCサービス終了2010年。
 NTTドコモが3.9世代通信サービスXi(クロッシー)をLTE方式で提供開始。
 2010年4月1日に、NTTドコモから「ドコモ スマートフォン」が発売される。

●2011年
 ソフトバンクモバイルがPDCサービス終了2010年。
 NTTドコモが3.9世代通信サービスXi(クロッシー)をLTE方式で提供開始。
 2010年4月1日に、NTTドコモから「ドコモ スマートフォン」が発売される。
 KDDIがiPhoneの取り扱いをスタート。

●2012年
 総務省が800MHz帯域の周波数整理を行う。
 NTTドコモがPDC方式のサービスを終了。
 KDDI・沖縄セルラー電話 (au)、800MHz帯エリアの停波、およびcdmaOne・CDMA 1Xの各サービスを終了。
 スマートフォンの新規購入Uがフィーチャーフォンを超える。

●2013年
 NTTドコモがiPhone発売。ドコモ、ソフトバンク、au大手キャリア3社が横並びに。
 iPhone 5sから指紋認証機能搭載。

●2015年
 MVNO「格安スマホ」のSo-net SIMカード対応「Xperai™ J1 Compact」をSo-netが発売。

●2017年
 iPhone発売10周年モデル「iPhoneX」が発売。顔認証やワイヤレス充電の新機能搭載。

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