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歴代ファイナルファンタジー(FF)シリーズ/年代流行

ファイナルファンタジーシリーズは、ゲーム設計者坂口博信によって生み出され、スクウェア・エニックスによって開発・販売されているRPG。派生作品を含め様々な世界観を持った作品が数多く発売されており、シリーズ全タイトルの世界累計出荷本数は2014年3月時点で1.1億本以上(48作品)を数える。

1987年 ファイナルファンタジー

1987年 ファイナルファンタジー

主人公:光の戦士 ラスボス:カオス  売上本数:52万本(FC)
4人の光の戦士たちが、さらわれたコーネリア王国の王女セーラを助けた事をきっかけとして、カオスの手で闇に覆われつつある世界を救う旅に出る。
ファイナルファンタジーシリーズの定番と言えるクリスタルや飛空艇やジョブシステムなどを搭載。超文明や時空輪廻など世界を形作る高次的な概念や、敵キャラクターにもカオス、四元素といった哲学的な名前がついている。

1988年 ファイナルファンタジーⅡ

1988年 ファイナルファンタジーⅡ

主人公:フリオニール ラスボス:パラメキア皇帝 売上本数:76万本(FC)
地獄の底から魔物を呼びよせたパラメキア帝国の攻撃により、故郷のフィン王国を追われたフリオニール、マリア、ガイの3人はパラメキア帝国打倒とマリアの兄レオンハルトを探すために旅立つ。
当時のRPGとしては異例と言えるほどに複雑な人間関係や命の尊さなどを描く色濃い人間ドラマが盛り込まれている。レベルや経験値ではなく、熟練度による成長システムを採用した。

1990年 ファイナルファンタジーⅢ

1990年 ファイナルファンタジーⅢ

主人公:光の4戦士 ラスボス:暗闇の雲 売上本数:140万本(FC)
山奥の村ウルで育った4人の少年たちが、好奇心から足を踏み入れた洞窟で風のクリスタルからその啓示を受ける事になり、異変の元凶である魔王ザンデと、彼が呼び寄せた暗闇の雲に立ち向かう。
移動中いつでもジョブを変更することができるジョブチェンジシステムが導入され、シリーズの定番となる「召喚魔法」も初めて登場した。

1991年 ファイナルファンタジーⅣ

1991年 ファイナルファンタジーⅣ

主人公:セシル・ハーヴィ ラスボス:ゼロムス 売上本数:144万本(SFC)
暗黒騎士として自分の生き様に苦悩するセシル、幼馴染みへの恋心を付け込まれ自分を見失ったカイン、故郷を喪い数奇な運命を辿ることになるリディアやエッジなど、それぞれが重いものを背負い強大な力を持つ真の悪を倒すための旅に出る。
キャラ育成などのゲーム性の面よりもドラマ性とストーリー性を重視している。戦闘シーンはターン制ではなく、リアルタイムで時間が経過する「アクティブタイムバトルシステム」が採用された。

1992年 ファイナルファンタジーⅤ

1992年 ファイナルファンタジーⅤ

主人公:バッツ・クラウザー ラスボス:ネオエクスデス 売上本数:245万本(SFC)
バッツは仲間たちとともに訪れた風の神殿で、クリスタルを邪悪な意志から守る使命を託された。クリスタルを守る旅のなかで、世界を破滅に導こうとするエクスデスの存在を知り、世界を救う道を歩んでいく。
FF3のジョブチェンジシステムを発展させ、新たに「アビリティ」が登場。アビリティを覚えると他のジョブでも利用可能であり、キャラクターのカスタマイズ性が高くなった。低レベル攻略を代表とした様々なやり込みが可能なことも特徴。

1994年 ファイナルファンタジーⅥ

1994年 ファイナルファンタジーⅥ

主人公:ティナ・ブランフォード ラスボス:ケフカ 売上本数:255万本(SFC)
生まれつき魔導の力を持つ記憶喪失の少女ティナは、自称トレジャーハンター・ロックに助けられ、砂漠の王国フィガロの国王エドガー、エドガーの弟のモンク僧マッシュとともに帝国と戦いをはじめる。帝国から離反した女将軍セリスや暗殺者シャドウ、ケフカに滅ぼされたドマ王国の剣士カイエンらを仲間に加え、炭鉱都市で発見された幻獣をケフカから守り抜く。
前作までのファンタジーな世界観から一変し、近代的な機械文明を取り入れている。物語の進行に応じて操作キャラクターが代わり、視点が切り替わるという手法を採用した。

1997年 ファイナルファンタジーⅦ

1997年 ファイナルファンタジーⅦ

主人公:クラウド・ストライフ ラスボス:セフィロス 売上本数:328万本(PS)
星の命をすり減らす魔晄エネルギーを管理する神羅カンパニー。反神羅組織の一員となったクラウドは、星と対話する古代種の生き残りエアリスと出会い、星の脅威となりうるかつての英雄セフィロスの復活を知って、仲間とともにセフィロスと戦う旅に出る。
物語中にCGムービーを入れる手法は後の多くのゲームに影響を与えた。マテリアと呼ばれる球状のアイテムを装着することにより、戦闘中に使うコマンドが増えたり能力値が変動したりするシステムを導入した。

1999年 ファイナルファンタジーⅧ

1999年 ファイナルファンタジーⅧ

主人公:スコール・レオンハート ラスボス:アルティミシア 売上本数:369万本(PS)
傭兵養成学校バラムガーデンに所属する特殊部隊SeeDの一員スコールは、ガーデンの級友たちやレジスタンスの少女リノアとともに、ガーデンを激しく敵視するイデアとの戦いへと駆り出されていく。
恋愛、家族愛、友情などすべての愛をテーマとしたストーリー。召喚獣や魔法を装備するジャンクションシステム、敵の強さがプレイヤーキャラのレベルで変化するなど斬新な要素が多く盛り込まれた。

2000年 ファイナルファンタジーIX

2000年 ファイナルファンタジーIX

主人公:ジタン・トライバル ラスボス:永遠の闇 売上本数:282万本(PS)
盗賊団タンタラスの団員ジタンは、仕事で誘拐したアレクサンドリアの王女ガーネットに強く引かれ、力になろうと決意する。戦乱を止めるべく動き出したジタンとガーネットは、出生の秘密や命の根源たるクリスタルの存在、そしていつか帰るところを知るための長い旅に出る。
武器・防具などからアビリティを習得する「アビリティ抽出システム」が採用された。古典的ファンタジーを想起させる牧歌的な雰囲気、人間ではないプレイヤーキャラが多いなど独自の世界観を持つ。

2001年 ファイナルファンタジーX

2001年 ファイナルファンタジーX

主人公:ティーダ ラスボス:エボン=ジュ 売上本数:235万本(PS2)
正体不明の巨大な怪物シンに怯えるスピラの人々を救うため、シンを倒す唯一の手段「究極召喚」を求める冒険が繰り広げられる。1000年前の異世界ザナルカンドからスピラへと迷んだ少年ティーダは、見知らぬ世界にとまどいながらも、召喚士ユウナを守るガードとしてシンに立ち向かう。
スフィア盤と呼ばれるボードに配置された成長スフィアを発動させることで能力値アップ・技や魔法を修得するシステムを導入した。

2003年 ファイナルファンタジーX-2

2003年 ファイナルファンタジーX-2

主人公:ユウナ ラスボス:シューイン 売上本数:196万本(PS2)
スフィアハンターの一員として新たな道を歩み出したユウナは、各地で暴走し始めた召喚獣を倒すための冒険に出る。事件の背後には、1000年前の破壊兵器ヴェグナガンと、それを動かそうとするティーダそっくりの古代の青年シューインの存在があった。
ユウナを主人公とした、FFXから2年後の世界を書いた物語である。自由度ややりこみ度が高くメインストーリーは薄いが、その分サブストーリーが濃厚になっている。

2002年 ファイナルファンタジーXI

2002年 ファイナルファンタジーXI

主人公:プレイヤー  売上本数:16万本(PS2)
シリーズ初のオンラインゲームでプレイヤーはヴァナ・ディールと呼ばれる世界の冒険者となり、様々なクエストをこなしていく。中世的な世界観と魔法が融合した古き良きファンタジーの匂い漂う作品で、建物や風景や服などの作り込みの深さや、他のオンラインゲームにはない、深く作られた世界観から生み出される物語性のあるミッションが魅力となっている。

2006年 ファイナルファンタジーXⅡ

2006年 ファイナルファンタジーXⅡ

主人公:ヴァン ラスボス:不滅なるもの 売上本数:232万本(PS2)
魔法が当たり前のように存在し、飛空艇が空を飛びかう世界・イヴァリース。アルケイディア帝国に侵攻されたダルマスカ王国の少年ヴァンと王女アーシェは、偶然の出会いをきっかけに、祖国再興と帝国への復讐を目指して旅立つ。
フィールド上をモンスターが歩き回り、フィールド上で戦闘が行われるシームレスバトル方式と、仲間にあらかじめ行動をプログラムしておくガンビット制を採用した。

2009年 ファイナルファンタジーXⅢ

2009年 ファイナルファンタジーXⅢ

主人公:ライトニング ラスボス:オーファン 売上本数:193万本(PS3)
魔境として恐れられる下界 パルスより到来したファルシが眠りから目覚めたことにり天空に浮かぶ楽園コクーンの平和は終焉を迎えた。元聖府軍の兵士ライトニングたは、自分たちとコクーンの未来を引き寄せようと旅に出る。
章立てのストーリーとなっていて、物語の進行に伴って舞台がどんどん変わっていく。 コマンドを入力するのはリーダーのキャラクターのみで、他のキャラは完全オートで行動する。

2011年 ファイナルファンタジーXⅢ-2

2011年 ファイナルファンタジーXⅢ-2

主人公:セラ・ファロン ラスボス:バハムート・ペイシオ、レイシオ、ウォロー 売上本数:86万本(PS3)
かつて楽園として栄華を誇ったコクーンもその機能を失い、高度な文明が崩壊した混沌の世界。開拓者たちとともに新天地へ向かった少女セラは、グラン=パルス出身の青年ノエルと出会うことで物語が始まる。
バトルメンバーにモンスターを加えることができ、成長要素の充実とともに戦略性もアップした。物語はいくつにも分岐し、過去に遡ってやり直すなど、何度も楽しむことができる。

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