昭和の駄菓子屋のおもちゃ/年代流行
駄菓子屋は、児童への菓子・玩具の販売を目的とした商店であり、日本では1980年代以前の町村では普遍的に見られた業態である。
アーケードゲームや簡単なメダルゲームなどのエレメカを店頭に設置する店も多かった。
駄菓子屋アイテムで大人気だったのが、お店の前に有ったガシャポン(カプセルトイ)。アニメ、野球選手などのクジ引きブロマイドや子供の射幸心を狙ったくじ引き系アイテムも人気が高かった。
パチンコ
Y字型の持ち手の先端にゴム紐を張り、弾とゴム紐を一緒につまんで引っ張ってから手を離すと弾が飛んでいく。
ぴょんぴょんカエル
ポンプを押すと、カエルの折りたたまれた足が伸びて、ぴょんぴょん跳ねる。
スターヘリコプター
中の回転体に紐がついていて巻かれている。輪っかのひもを引っ張ると高速で回転し、上のプロペラが飛ぶ。
お化けカードけむり
硫黄を加工した粘着質なペーストが付着しており、それを親指と人差し指の腹の部分に付けて擦ると不思議な煙が モクモクと出てくる悪戯玩具。
ポリバルーン
酢酸ビニール樹脂をアルコール類で溶かしたものを金属製チューブに入れたものを短くて細いプラスチック製パイプで吹くと透明な風船ができる。
ペーパーローリング
鍔付きの棒に何層にも紙が巻かれており、振ることによって紙がびょーんと伸び出す。その特徴ゆえ、振り回してしまう子供が多いが、構造上少々脆めなので、折れて壊れてしまいやすい。
ソフトグライダー
零戦、疾風、スピットファイアー、ムスタングなど種類も盛りだくさん。先端に風車式のプロペラがついていて飛行中に回転する。
カネキャップ
従来の紙火薬とほぼ同様の火薬をプラスチック製のキャップに詰めたものである。一発ずつ使用する単発型のものと、リング状に連結した8連発用、12連発用がある。
ふきあげパイプ
パイプの先端にカゴが付いていて、手元でフーッと息を吹くと、その中のビニール製のボールがフワフワ浮き上がる。
スカイキャッチ
中に板バネが仕込まれており、ボタンを押すと、その力でビニールの玉が飛ぶ。それをキャッチして、また送り返す。
ドッキリ痛ガム
板ガムを引っ張ると指を挟まれてしまうドッキリなおもちゃ。パッケージはクールミントとかのガムそっくりに作られている。
ジャンプ弾
先端に紙火薬を詰め、上に投げ落下してきて、地面に接触した衝撃で爆発するというシンプルな玩具。
巻玉鉄砲
弾を発射するものではなく、「バンバン」と音を楽しむもの。そのロール紙に火薬の粒が一定間隔でならんでいて「巻玉鉄砲」に装てんする。引き金を引くたびにロール紙が少しづつ回転する仕組みになっていて、連発が可能。