1980年代 流行したおもちゃ/年代流行
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1980年 ポッピンアイ
弾力性のある合成ゴムでできており、中がくりぬかれた半球の形をしている。裏返して机などの上に置き、ゴムの弾力によって元の形に戻った際の反動で高く飛び跳ねさせて遊ぶ。
正式な商品名はあまり知られておらず、「ぽっぴん」「ぱっちん」や、大きさによって「大ポッピン、中ポッピン、小ポッピン」などとも呼ばれる事もある。
1980年 ルービックキューブ
ルービックキューブはハンガリーの建築学者エルノー・ルービックが考案した立方体パズル。ルービックキューブの愛好家は日本ではキュービストと呼ばれる。海外ではキューバーと呼ばれる。現在ではルービックキューブでいかに早く全面の色を統一できるかを競った競技もある。
1980年 ゲーム&ウォッチ
任天堂が1980年より発売した携帯型液晶ゲーム機。カートリッジ交換で様々なソフトを実行することはできない。
ゲームをしない間は時計として使え、これが商品名「ゲーム&ウオッチ」の由来である。
第1作は「ボール」。手元で遊べる手軽さが受けて社会現象にもなり、日本での売り上げ総数は1287万個。
1980年 ドンジャラ
ドンジャラは1980年に玩具会社ポピー(現バンダイ)から販売された。まず牌の図柄にアニメ(漫画)のキャラクターを採用、役もその内容や家族構成に沿ったものにすることで、子供により親しみやすい仕様へ変化。この採用が大当りし、ドンジャラは子供たちを中心に大人気となり「簡単な擬似麻雀ゲーム」 として一応の完成を見た。最初に採用されたキャラは『ドラえもん』である。
1980年 パンチガム
ガムの形をしたイタズラおもちゃ。パッチンと指を挟むところから「パッチンガム」とも呼ばれていた。構造はいたって簡単で板ガムにセットされているバネ仕掛けの鉄製バーを折り返して、パッケージ内に装填しているだけ。「一枚いかが?」と相手に差出して、相手がガムを取った瞬間、パチン!と音がして指がバネに挟まれてしまうという仕組み。爪の真ん中など、当たり所によってはかなり痛い。
1981年 ガンプラ
アニメ作品の『機動戦士ガンダム』をはじめとする「ガンダムシリーズ」において、モビルスーツやモビルアーマー等と呼ばれるロボットや艦船を立体化したプラモデル。「ガンダムのプラモデル」の略称。大きさは約12.5cm。
ガンプラは日本のプラモデル史上最大のヒット商品で現在も根強い人気である。
1981年 チョロQ
タカラ(タカラトミーの前身の一つ)製のミニカーの一種。
3 - 4cm四方程度の大きさで、主にぜんまいばねで駆動する。名前の由来はチョロチョロ走るキュートな車からきている。
人気自動車などをモチーフにしたスタンダードシリーズの他、数多くのシリーズ展開がなされている。また、企業や、ディズニーキャラクターなど、様々な形のコラボレーションシリーズのチョロQも発売されている。
1982年 ゴロ・ピカ・ドン
サンリオから開発されたキャラクター。雷の国からやってきた兄弟の設定。一般公募によりキャラクター名が決定した。
当初は無名の没キャラクターであったが、いちご新聞に掲載され人気が上昇。小学生女子の間で大ブームとなり、ゴロピカドンのイラスト付きの文房具がたくさん販売された。
1982年 ゾイド
タカラトミー(旧トミー)から販売されている玩具シリーズである。動物をモチーフとする架空の兵器の組み立て玩具を中心とし、テレビアニメなどのメディアミックス展開も行われている。
小学館の学年別学習雑誌に掲載されたジオラマ(ゾイドバトルストーリー)や、特撮を使ったCMなどで人気を集めた。
1983年 ファミリー・コンピュータ
ファミリーコンピュータ (ファミコン) は、1983年7月15日に任天堂より発売された家庭用ゲーム機。で
メーカー希望小売価格は14,800円。
本体と同時発売したゲームソフトは『ポパイ』や『ドンキーコング』、『ドンキーコングJr.』の3本である。
追加投入されたアーケードからの移植作「マリオブラザーズ」はこの時から人気シリーズとなった。
1983年 キン肉マン消しゴム
キン肉マン消しゴムは、漫画キン肉マンに登場する超人の形を模した人形。
通称「キン消し」。
テレビアニメ『キン肉マン』のヒットに伴い、1983年~1987年にバンダイや様々なメーカーによって製作され、主にガシャポンによって販売された。
基本的には約4cm程度の大きさのものが大半だが、メーカーやシリーズなどにより、でかキン消し、チビ消しシリーズ、SDシリーズなど大きさ・形の異なるものも製作されている。
1983年 ドライビングターボ
トミーから発売されたドライブゲーム。下部のキーを回転するとスイッチが入り、エンジン音がする。ギアは4速まであり、ギアを入れ替えるとエンジン音とスピードも変化。1970年代のスーパーカーブームを引き継いでか、左ハンドル仕様。
モニターを見ながら障害物になっている駐車車両とカーブをハンドル操作で乗り切り、燃料計がゼロになったら走行終了。
1984年 キャベツ人形
世界的に大ブームを巻き起こしたアメリカ生まれの抱き人形。「キャベツから子供が生まれる」というモチーフを元に作成されている。
ひとつひとつに名前と誕生日と出生証明書がついていて、顔の表情、肌の色、ヘアスタイルなどが異なっているのが特徴。
1984年 チクタクバンバン
1984年に野村トーイから発売されたおもちゃ。
パネルに曲がった溝が切られていて、その溝にそって目覚まし時計を模したおもちゃが進む。プレイヤーはそのパネルを15パズルの要領でスライドさせて溝をつないでいき、動く時計が転ばないように継続してつなげていく。
1984年 タマゴラス
1984年バンダイから発売された卵型の変形おもちゃ。全22種類。発売当初は、動物シリーズ中心のラインナップだったが1985年には、1000万個売り上げた時は、恐竜シリーズと当時のファミコンブームを受けてゲームキャラクターシリーズがラインナップされた。1986年には、昆虫シリーズのムシタマゴラスと乗り物シリーズのメカタマゴラスがラインナップされた。
1985年 ビックリマンシール
10代目の悪魔VS天使シールが1985年に発売され、一大ブームを巻き起こした。
スーパーなどではビックリマンを求める客がレジに殺到し「一人三個まで」などの購入制限がなされたことも有名である。
シールを目当てにビックリマンを大量に買いチョコレートだけを捨てる行為、シールの盗難や恐喝事件などが社会問題となった。
1985年 シルバニアファミリー
エポック社から発売されているドールハウス。森の動物たちをモチーフとしている。
お家と11個の家具そして9種類の動物家族でシルバニアファミリーは誕生した。家具を並べたり、動物たちを置いてお話を作ったりと、小さなお家に想像の世界が広がる商品。
現在も根強い人気を誇る。
1985年 ジャンケンマン
1985年にサンワイズから発売されたメダルゲーム。
ゲームの内容は極めて簡単で、ゲーム筐体を相手にじゃんけんを行ない勝敗によってプレイヤーの保有するメダルが増減する。
シンプルでわかり易いゲーム内容が人気を呼び、現在も多くの駄菓子屋や、百貨店・ショッピングセンターの児童向けゲームコーナーに設置されている。
1985年 SDガンダム
ガンダムシリーズに登場したメカや人物などを、頭が大きく手足が短い低頭身で表現したキャラクター。当初はガンダムシリーズのキャラクターをそのままディフォルメ化した作品だったが、後に架空の戦国時代を舞台とした「SD戦国伝(武者ガンダム)」や、当時一般化していたロールプレイングゲーム風のファンタジー世界が舞台となった「SDガンダム外伝(騎士ガンダム)」など、元のガンダムの世界を飛び越えた作品が現れる。
1987年 トランスフォーマー
タカラトミー(旧株式会社タカラ)より発売されている変形ロボット玩具シリーズの総称。アメリカ合衆国の企業であるハズブロやマーベル・コミックとの連携により設定が作られ、世界的な商業展開が行われている。
ロボットの姿から乗り物や動物の姿に変形(トランスフォーム)することができる。
1987年 ブタミントン
ブタミントンは、1987年に野村トーイから発売された日本の玩具。基本的なルールはバドミントンと同じで、2人(シングルス)または4人(ダブルス)で遊ぶ。
ラケットの腹を押してブタの鼻から空気を出し羽根を飛ばす。
シンプルながらも奥の深いゲーム性とネーミングセンスの良さで人気商品となった。
1988年 フラワーロック
鉢植えに植えられた1輪のヒマワリまたはハイビスカスの花がサングラスをかけて楽器を持ったデザインとなっている。
周辺で音が鳴ると、それに反応して本体があたかも踊るように動く仕掛けになっている。
20代から30代半ばの若者を中心に大ヒットし、さらに日本国外では「ロックンフラワーズ」として販売され、売上台数は全世界で850万個にのぼった。
1988年 カードダス
バンダイのトレーディングカード、またはそれを販売する自動販売機の総称。
漫画やアニメなどのキャラクターを題材としているのが特徴。
自動販売機は1枚20円や5枚セット100円などがあり、駄菓子屋やスーパーマーケットなどに設置されている。
1988年に初めて『聖闘士星矢』のカードダスが店頭に並び、その後『SDガンダム』や『ドラゴンボール』などのヒット作品と連携し大ヒットとなった。
1988年 けろけろけろっぴ
サンリオから開発されたされた元気なカエルの男の子。
1989年末にはサンリオではハローキティ、みんなのたあ坊に次いで第3位の人気・売り上げを誇るキャラクターに成長。ピーク時には年間300億円を売り上げた。
1989年 ゲームボーイ
1989年4月21日に任天堂が発売した携帯型ゲーム機。日本国内での発売当時のメーカー希望小売価格は12,800円。
ゲーム&ウオッチを発売していた任天堂が、その次世代ゲーム機器として取り組み、実質上携帯型ゲーム市場の開拓者となった商品。
同時発売ソフトは『スーパーマリオランド』『アレイウエイ』『ベースボール』『役満』の4本だった。