懐かしいアイス/年代流行
今も販売しているもの、惜しまれつつ発売終了したもの、復刻版が出たものなど懐かしいアイスをご紹介。子供の頃に食べたあのアイスの味を当時の思い出と共に振り返ってみましょう。
1956年 ホームランバー(協同乳業)
日本ではじめてのアイスクリームバー。形状は四角柱状で、銀紙で包装され、スティックは木製であった。
スティックの焼印に「当たり」が出たらもう一本もらえたほか、野球道具、スピードガン、ヘリコプターの玩具、女の子向け玩具などをプレゼントするキャンペーンも実施された。
1968年 シャービック(ハウス食品)
水にすぐ溶け、冷凍庫で冷やし固めるだけで簡単に作る事ができるフローズンデザートの素。 型を変えれば、色々な形が楽しめるイチゴ風味とメロン風味のデザート。
1970年 ダブルソーダ(森永乳業)
清涼感があり後口すっきりとした味わいが手軽に楽しめるバーアイス。 棒が2本ついていてパキッと割って食べる。
1972年 メロンボール(井村屋)
甘くさっぱりとしたメロン風味のシャーベット。カチカチにならずふんわりした食感が人気だった。 多くの子供たちが食べ終わったあとの容器を小物入れに使っていた。
1972年 イタリアーノ(ロッテ)
植物油脂を使用し、ラクトアイス人気の火付け役となった。
バニラは、爽やかなバニラフレーバーですっきりとした後味。チョコは、ガーナチョコレートを使用し、現代の嗜好に合わせた本格的なチョコレートの味わい。
1973年 みぞれバー(森永乳業)
みぞれ氷をもっと手軽に食べやすくというコンセプトで発売された。
果汁100%のグレープフルーツのみずみずしさと食べた後のスッキリ感が特徴。
1978年 宝石箱(雪印)
黒を基調とした、紙製の四角いパッケージで、白いバニラアイスの中に、カラフルでフルーツの香りが付いた氷粒が散りばめられている。テレビCMには、ピンク・レディーを起用。
味はストロベリー、メロン、オレンジ、チェリー、モカコーヒー、レモン、アップルカクテルの7種類。
1978年 3色トリノ(フタバ)
1本でチョコ味・バナナ味・いちご味の3つの味が楽しめる。関西地区では王将アイスが有名。
1990年に販売終了したが、もう一度3色トリノを食べたい"というお客様の声が高まり復刻した。
1979年 うまか棒(明治)
1979年に九州地区限定で販売が開始され、その後全国での販売が開始された。
丸い棒の周りにバニラアイスがあり、その周りをチョコナッツが覆った円柱である。発売当初テレビCMが放送され、最後の「うまぁかぼぉ〜」というフレーズが印象的だった。
1979年 BOB(カネボウ)
イチゴやバナナやパインやりんご味の棒状のアイスキャンディーにパリパリのチョコがコーティングしてある。テレビCMには、石野真子を起用。
1981年 こだわりの輪切りパインアイス(井村屋)
本物のパイナップルを輪切りにしたイメージのアイス。
パクッと食べるとまるでパインそのものを食べているようにアイスが崩れることなく最後まで食べられるのが特徴。こだわりのゴールデンパイン果汁を使用し、甘味と酸味が程よくあい、さっぱりとした味わい。
1982年 ガムンボ(ロッテ)
持ち手の部分がガムになったアイスキャンディー。
青いフィルムをあけると中からガムが出てきて、棒まで食べられるという特別感が、子ども心を刺激した。テレビCMには、伊藤つかさを起用。
1982年 里のくり(フタバ)
2006年北海道紋別郡興部町のかわいいくり型のもなか皮で、コクのある栗味アイスと風味豊かな栗あんをつつみ込みでいる。濃厚な味わいはまさにリッチテイストでアイスというより冷たい和菓子という印象。
1982年 焼きいもアイス(井村屋)
芋を再現したユニークな見た目と、焼き芋の皮の香ばしさが特徴。
アイスには蒸しいもペーストと焼きいもペーストの2種類を使用し、さらにホクホクした食感を出すために白あんを加えている。
1983年 クロキュラー(ロッテ)
真っ黒な氷菓で、意外性のあるストロベリー味。
舐めると舌が黒く染まるというちょっと普通ではない商品だったので、舌を黒くして見せびらかす子供たちが続出した。ドラキュラが登場するCMも話題になった。
1984年 チェリオ(森永乳業)
バニラアイスの中に口どけのよい板チョコを入れ、ピーナッツ入りのミルクチョコで包んだバーアイス。アイスクリーム好きはもちろんのことチョコレート好きの人からも支持された。
1984年 キャデリーヌ(江崎グリコ)
なめらかなチョコレートを、すっきりミルクアイスで包んだアイス。セミスイート、マイルド、ストレート、コニャックレーズン、アーモンドとラインナップがどんどん増えた。
1986年 アイスの実(江崎グリコ)
一口大の球状になっているシャーベット状のアイス。様々なフルーツの味があり色味もそれに伴って分かれている。発売当初はキャンディーボールと呼ばれていた。
1986年 パティーナ(江崎グリコ)
スリムでかわいい、食べやすい適量サイズのスティックアイス。円筒形のパッケージの中に、ソーダやチョコバナナなどの二層アイスが17本入っている。
1987年 ビエネッタ(森永乳業)
北海道産のバニラアイスクリームと、チョコレートが幾層にも重なり合った、ケーキタイプのアイスクリーム。アイスクリームのやわらかい舌触りと冷たいチョコレートのぱりぱりした歯触りの対比が特徴。
1987年 ビッグコーン(ロッテ)
チョコとバニラとナッツが入ったコーンアイスクリーム。サイズも大きくボリューム満点だが、コーンアイスとしては平らな形が斬新で食べやすかった。
1988年 クレープ屋さん(森永製菓)
バニラアイスクリームをクレープで包んだアイス。女の子が好む可愛いポップなパッケージで、ブルーベリーチーズ、ストロベリー、コーヒー、バナナ味の5種類発売された。
1989年 ICE BOX(森永製菓)
砕氷状になった大小様々な大きさの薄く甘味の付いた氷が入っているかち割り氷。運動後の水分補給としてもよく食べられた。