2000年代 ヒット商品(食品)/年代流行
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2000年 甘栗むいちゃいました
2000年2月よりクラシエフーズから発売されたお菓子。
全国のコンビニエンスストアで発売されるや、従来は甘栗の購買層とは考えにくかったOLや女子大生が飛びつき、人気に火がついた。年間10億〜20億円売れれば大ヒットとされるお菓子の世界で、年間売上高86億円という記録的なヒットとなった。
2000年 DAKARA
2000年よりサントリーフーズから発売されている清涼飲料水の商品。グレープフルーツ味のすっきりとした甘さで、脂肪分、糖分、塩分といった余分なものを排出させる効果がある。発売当初は後述の商品コンセプトを象徴するものとして小便小僧の登場するCMが流された。
2002年 トルコ風アイス
2002年1月、雪印乳業(現ロッテアイス)からドンドゥルマをモデルにしたラクトアイス「雪印トルコ風アイス」が発売された。餅のように弾力があり非常に伸びるアイス。本場トルコではドンドゥルマと呼ばれ、砂糖と羊乳に伸びる元となるサーレップを入れて作られる。日本で流行ったのはあくまでトルコ風アイスで本場とは製法が異なった。
コンビニなどで売られ新しい物が好きなOLなどに流行した。
2002年 ポテトチップチョコレート
2002年にロイズから発売。ポテトチップとチョコレート、意外な組み合わせから生まれたヒット商品。パリッとした軽快な食感のポテトチップの片面に、まろやかな味わいのチョコレートをコーティング。チョコレートの甘さとポテトチップの塩味が織りなすハーモニーが若者にうけた。
2003年 暴君ハバネロ
暴君ハバネロは東ハトが2003年11月に発売したスナック菓子。2003年11月の発売から2004年6月までの間に累計出荷数2000万袋を記録した。これにより激辛ブームが再燃し、後に他社からもハバネロを用いた商品が多数発売された。商品名は材料の「ハバネロ」と、ローマ帝国第5代皇帝で暴君として悪名高い「ネロ(暴君ネロ)」を組み合わせた。
2003年 へルシア緑茶
2003年に花王が高濃度茶カテキンを豊富に含む「ヘルシア緑茶」を発売。生活習慣病の増加などで体脂肪を気にする消費者が増加していることから開発された。どの製品もそれぞれの飲料部門で初となる「特定保健用食品」の指定を受けた飲料である。
2004年 マカロン
卵白と砂糖とアーモンドを使ってオーブンで焼きあげたフランス発祥の洋菓子。つるんとした表面がカシャっと割れて、中からはしっとりとしたアーモンドクリームが現れる。卵白と砂糖をあわ立ててふわっとした生地のまわりに、ピエと呼ばれる足がついているのも特徴。
2006年 黒烏龍茶
黒烏龍茶は、サントリーフーズが2006年から販売している、特定保健用食品の烏龍茶である。脂肪吸収を抑え、食後の中性脂肪の上昇を抑える効果を売りにしている。味は、普通の烏龍茶と大差はないが、やや濃厚である。当初、年内の販売計画を200万ケースとしていたが、発売直後からコンビニエンスストアやスーパーでの売り上げが好調だったため、9月には計画を550万ケースとした。
2006年 生キャラメル
2006年北海道紋別郡興部町のノースプレインファームが牛乳の消費拡大を目指して開発した。ノースプレインファーム代表とタレントの田中義剛が同級生ということで知名度を一気に拡大させた。爆発的なヒット商品となり、入手困難な状態がしばらく続き、購入待ちの長蛇の列ができたり、類似商品の刑事事件などが発生するほど社会現象が起きた。
2006年 クリスピー・クリーム・ドーナツ
2006年12月15日に、東京都渋谷区の新宿サザンテラスにクリスピー・クリーム・ドーナツ1号店が開業。オープンデッキからドーナツ製造工程を見学できるのが特徴である。
定番商品は、ハチミツシロップでコーティングされ「表面はカリッ、中はふんわりした食感」が特徴の「オリジナル・グレイズド」。
2007年 セブンプレミアム
セブンプレミアムはセブン&アイ・ホールディングスが2007年より発売しているプライベートブランドの商品。セブンイレブンやイトーヨーカドーやヨークマートなどで売られており、安さと商品数の多さで大ヒットとなった。一人暮らしや女性の社会進出など多様化する生活のニーズにきめ細かく対応している。
2009年 Fit's
Fit'sは2009年3月にロッテより発売されたチューインガムである。普通のガムよりも柔らかく、薄めの箱に12枚のガムが入っている。ガム離れが進む若年層を徹底的に研究し、若者好みのガムの噛み心地や味を作り上げた。「噛むとフニャン、フニャン~」という歌とダンスが印象的なCMの影響もあって発売からわずか3週間で販売個数は2000万個を超えた。