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1980年代 名作マンガ/年代流行

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1980年 Dr.スランプ(鳥山明)

1980年 Dr.スランプ(鳥山明)

1980年から1984年まで『週刊少年ジャンプ』で連載された。
ペンギン村に住む発明家、則巻千兵衛(のりまきせんべえ)博士が作ったロボット、則巻アラレのハチャメチャな日常を描いたギャグ漫画。コミックスの発行部数は累計3000万部。
基本は一話完結型だが、複数回に渡って続く時(新婚旅行や、運動会の話など)もある。
第20回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。

1980年 めぞん一刻(高橋留美子)

1980年 めぞん一刻(高橋留美子)

1980年から1987年まで『ビッグコミックスピリッツ』で連載された。
「時計坂」という町にある「一刻館」という名の古いアパートの住人・五代裕作と、管理人としてやって来た若い未亡人・音無響子を中心としたラブストーリー。
周囲を取り巻く常識はずれの面々が住むおんぼろアパート「一刻館」を舞台にリズミカルでコミカルな展開で小気味良く描かれる。

1981年 タッチ(あだち充)

1981年 タッチ(あだち充)

1981年から1986年まで『週刊少年サンデー』で連載された。
高校野球と恋愛の2本を軸にしたストーリー。野球部のエースにして優等生の和也に対し、兄の達也はマイペースに生きる。和也は心に想う南のため、甲子園への出場を目標の指針としていた。だが和也は不慮の死を遂げてしまい、残された達也は自分が和也の意思を継いで野球部に入る。
第28回小学館漫画賞受賞。

1981年 キャプテン翼(高橋陽一)

1981年 キャプテン翼(高橋陽一)

1981年から1988年にかけて『週刊少年ジャンプ』に連載された。
サッカーが大好きで「ボールは友達」が信条の主人公・大空翼の活躍を描く成長物語。男女を問わず絶大な反響を呼び、現実のサッカーブームにも影響を与えた。
「小学生編」「中学生編」「ジュニアユース編」「ワールドユース編」と続き、最初は小学生だった翼たちも今ではプロ選手として各国で活躍している。

1981年 有閑倶楽部(一条ゆかり)

1981年 有閑倶楽部(一条ゆかり)

1981年から『りぼん』に連載された。
生徒会の役員を務める6人の主人公はそれぞれが得意な才覚と知識、及びコネを有しており、それらを駆使して恋愛、政治劇、裏社会の抗争、各国政府や諜報組織の暗躍、果てはオカルトに至るまで多様な事件に立ち向かう。それぞれ性格も価値観も異なるが、基本的に人情味のある正義漢であり、世の中の悪や不条理に対して怒りを感じ、力を合わせて問題解決に挑む物語。

1982年 ときめきトゥナイト(池野恋)

1982年 ときめきトゥナイト(池野恋)

1982年から1994年まで『りぼん』に連載された。
第1部の主人公・江藤蘭世、第2部の主人公・市橋なるみ、第3部の主人公・真壁愛良、3人の主人公が織り成すストーリーである。3人のヒロインは、それぞれ能力を持ち、その能力に振り回されながらも様々な困難に立ち向かうことになっていく。

1983年 北斗の拳(原哲夫、武論尊)

1983年 北斗の拳(原哲夫、武論尊)

1983年から1988年まで『週刊少年ジャンプ』に掲載された。
核戦争によって文明と人々の秩序が失われ、水と食料といった残された資源をめぐって争いが繰り返されるという最終戦争後の199X年が舞台。暴力が支配する弱肉強食の世界に現れた、伝説の暗殺拳"北斗神拳"の伝承者・ケンシロウの生き様を描くハードボイルドアクション。
累計発行部数は6000万部、全世界では1億部。

1983年 美味しんぼ(花咲アキラ、雁屋哲)

1983年 美味しんぼ(花咲アキラ、雁屋哲)

1983年から『ビッグコミックスピリッツ』に掲載されている。
東西新聞文化部社員、山岡士郎と栗田ゆう子を主人公に、食をテーマとして毎回様々なストーリーが展開される。ライバル紙の帝都新聞の海原雄山との「究極」対「至高」の料理対決が描かれる。累計部数1億部を突破。
第32回小学館漫画賞青年一般部門受賞。

1984年 DRAGON BALL(鳥山明)

1984年 DRAGON BALL(鳥山明)

1984年から1995年まで『週刊少年ジャンプ』に掲載された。
世界中に散らばった7つ全てを集めると、どんな願いでも1つだけ叶えられるという秘宝「ドラゴンボール」と、主人公「孫悟空」を中心に展開する「冒険」「努力」「バトル」「友情」などを描いている。累計部数1億5,000万部を突破。

1985年 CITY HUNTER(北条司)

1985年 CITY HUNTER(北条司)

1985年から1991年まで『週刊少年ジャンプ』に掲載された。
東京・新宿で殺し・ボディーガード・探偵等を請け負うスイーパー「シティーハンター」の活躍を描くハードボイルドコメディ。美人の依頼人から仕事を受け、その依頼を数話をかけてこなすというのが基本構成となっている。

1985年 クッキングパパ(うえやまとち)

1985年 クッキングパパ(うえやまとち)

1985年から『モーニング』に連載している。
家庭や職場や学校の人間関係の中で、主人公荒岩一味をはじめ各キャラクターが料理の腕をふるうという料理・グルメ漫画。基本的には一話完結型で、料理漫画に多々ある料理勝負などはなく、暖かい絆で結ばれた家族、家庭的な企業における人間の暖かさ、結婚や出産や子供の成長といったほのぼのとした内容や感動的な人情話が中心となっている。

1986年 聖闘士星矢(車田正美)

1986年 聖闘士星矢(車田正美)

1986年から1990年まで『週刊少年ジャンプ』に連載された。
6年もの厳しい修行を経てアテナの聖闘士となった少年星矢が、同じ境遇の仲間の聖闘士たちとともにこの世に蔓延する邪悪と戦う。ストーリは主に、聖域編、海皇ポセイドン編、冥王ハーデス編の3つに分けられる。
フィギュア玩具「聖闘士聖衣大系」は1987年度男子玩具最大のヒット商品となる。

1986年 YAWARA!(浦沢直樹)

1986年 YAWARA!(浦沢直樹)

1986年から1993年まで『ビッグコミックスピリッツ』に連載された。
柔道をテーマにしたスポーツ漫画としては異例の大ヒットを記録し、柔道ブームを巻き起こした。
武蔵山高校2年生・猪熊柔は、幼少時から祖父・滋悟郎の英才教育を受けてきた天才柔道少女。スポーツ記者・松田が数少ない理解者だが、彼女自身は普通の女の子でありたいと願っている。そんな柔の気持ちと裏腹に、彼女は柔道のスターへの道を歩んでゆく。

1986年 ちびまる子ちゃん(さくらももこ)

1986年 ちびまる子ちゃん(さくらももこ)

1986年から現在まで『りぼん』に連載されている。
作者のさくらももこの投影である小学校低学年の「ちびまる子ちゃん」が、家族、友達とともに繰り広げる日常生活を描いた、笑いあり、涙ありのコメディである。
1989年度(平成元年)、第13回講談社漫画賞少女部門受賞。発行部数3000万部以上を記録。

1987年 ジョジョの奇妙な冒険(荒木飛呂彦)

1987年 ジョジョの奇妙な冒険(荒木飛呂彦)

1987年から2004年まで『週刊少年ジャンプ』で2005年から『ウルトラジャンプ』連載されている。
仲間たちとの絆・強敵との死闘など少年漫画の基本を押さえながらも、個性的な表現方法・独特の不気味さなどで唯一無二の世界観を築き上げている。各部の主人公が特殊能力を持ち敵と戦っていく。
シリーズの単行本は100巻を越え、累計発行部数は6000万部を記録。

1987年 ぼくの地球を守って(日渡早紀)

1987年 ぼくの地球を守って(日渡早紀)

1987年から1994年まで『花とゆめ』で連載された。
輪廻転生する主人公たちの、前世の記憶をめぐる複雑な人間関係や時を越えた恋愛を描いた壮大な近未来SF漫画。少女たちの間でひそかな前世ブームを呼んだ。東京の高校に転入した坂口亜梨子と隣に住む悪ガキ輪を中心に物語は進んでいく。

1987年 動物のお医者さん(佐々木倫子)

1987年 動物のお医者さん(佐々木倫子)

1987年から1993年まで『花とゆめ』に連載された。
札幌市にある「H大学獣医学部」を舞台に、獣医を目指す学生の日常をコメディタッチで描いている。主人公の飼い犬であるシベリアン・ハスキーの“チョビ”の影響でシベリアン・ハスキーブームを巻き起こした。動物のセリフとしてふきだしなしの文章が明朝体のレタリングをされてコマ内に書かれる演出がされている。

1987年 らんま1/2(高橋留美子)

1987年 らんま1/2(高橋留美子)

1987年から1996年まで『週刊少年サンデー』に連載された。
水をかぶると女になってしまう高校生格闘家・早乙女乱馬と、その許婚・天道あかねの交流を軸に、家族・友人を巻き込んだドタバタ騒動の日常を描いた格闘ラブコメ。格闘シーンが豊富でバラエティに富んだ展開が多く、謎解き要素もある。初期はギャグ色が強かったが、後期はシリアスな展開が多い。発行部数5000万部を記録。

1987年 3×3 EYES(高田裕三)

1987年 3×3 EYES(高田裕三)

1987年から1989年まで『週刊ヤングマガジン』に連載されている。
「三只眼吽迦羅(さんじやんうんから)」という三つ目の妖怪であるヒロインのパイが、ひょんなことから彼女と一心同体の不死人「无(ウー)」となってしまった藤井八雲と共に人間になるため冒険をする物語。登場する妖怪の名前や設定が中国文化やインド神話がモチーフとなっている。
1993年度第17回講談社漫画賞少年部門受賞。

1988年 MASTER KEATON(浦沢直樹)

1988年 MASTER KEATON(浦沢直樹)

1988年から1994年まで『ビッグコミックオリジナル』に連載されている。
元“SAS”の平賀・キートン・太一がさまざまな難事件を鮮やかに解決していく推理サスペンス。
太一は保険の調査の仕事のほか、SASの要請や考古学の研究などで世界各地を飛び回り、数々のやっかいな事件に巻き込まれる。それらを太一はSASや考古学の研究で培った技術や知識、持ち前の機転で解決していく。

1988年 寄生獣(岩明均)

1988年 寄生獣(岩明均)

1988年から1989年まで『モーニングオープン増刊』に、1990年から1995年まで『月刊アフタヌーン』に連載されている。
謎の寄生生物と共生することになった、平凡な高校生・新一の数奇な運命を描く。「人間」と人間を食べる「寄生生物」と中間者として存在する「新一とミギー」の3視点で展開されていく。累計部数は1000万部を記録。

1989年 はじめの一歩(森川ジョージ)

1989年 はじめの一歩(森川ジョージ)

1989年から現在まで『週刊少年マガジン』に連載されている。
母子家庭のいじめられっ子であり、釣り船屋を親子で支えている主人公・幕之内一歩が、プロボクサー鷹村守との出会いをきっかけに鴨川ボクシングジムに入門。「強いとは何か?」という問いの答えを求め、プロボクサーとして、また人間としても成長していく過程を、周囲との交流やライバル達との戦いを通じて描いてゆく。

1989年 DRAGON QUEST -ダイの大冒険-(三条陸、稲田浩司)

1989年 DRAGON QUEST -ダイの大冒険-(三条陸、稲田浩司)

1989年から1996年まで『週刊少年ジャンプ』に連載されている。
伝説の竜の騎士の血を受け継ぐ主人公・ダイとその仲間たちが大魔王バーンとの闘いの中で成長していく物語。南海の平和な島デルムリン島。そこに暮らす少年ダイは、ある日島に近づく艦船を認める。中から出てきたのはパブニカ王国の賢者たちそして王女のレオナだった。レオナ姫たちが島の奥へと進み行く中、やがてダイもまた遠大な冒険の渦中へと巻き込まれてゆく。

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