• 1953年1月【86分】 大映
• 監督：森一生
• 原作：野村胡堂
• 出演：長谷川一夫、花菱アチャコ、三浦光子、入江たか子　その他多数

【解説】
企画は「神州天馬侠(1952)」の高桑義生、野村胡堂の原作から「社長秘書」の八尋不二が脚色し、「腰抜け巌流島」の森一生が監督に当り、「大仏開眼」の杉山公平が撮影を担当している。

【あらすじ】
江戸に新宗教紫教がおこり、いざりや盲目を治す一方、金を供えて信心すれば倍になって帰るという大評判。教祖の琴女は素晴しい美女で、別当の赤井主人が万事を指揮して、豪壮な邸宅に大勢の信者を集めていた。
平次の子分八五郎は釣に出て紫教の首飾りを持った女の屍体を発見し、更に知人の芳という男が紫教に凝って主家の金を使いこんで自殺しているのを見た。三輪の万七は今度こそ平次の鼻をあかそうと紫御殿へ乗りこむ…。