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夏子の冒険(映画)/年代流行

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夏子の冒険
  • 1953年1月【131分】松竹
  • 監督:中村登
  • 製作:高村潔、小出孝
  • 原作:三島由紀夫
  • 脚色:山内久
  • 撮影:生方敏夫
  • 音楽:黛敏郎
  • 美術:熊谷正雄
  • 出演:角梨枝子、若原雅夫、高橋貞二、東山千栄子、淡路恵子

【解説】
昨年夏封切された「カルメン故郷に帰る」に次いで企画された松竹第二回色彩映画で、高村潔の総指揮の下に、「華やかな夜景」の小出孝が製作を担当している。
原作は週刊朝日に連載された三島由紀夫の小説で、馬場當と共同で「この春初恋あり」のシナリオを書いた山内久が脚色し、「波」の中村登が監督している。
撮影はやはり「波」の生方敏夫である。

【あらすじ】
夏子は人々が情熱を見失っている現代に愛想をつかし、函館の修道院へはいるために渡道した。
彼女の母、祖母、伯母の三人は夏子の身を案じてあとを追って来た。
青函連絡船のなかで、夏子は一人の青年と知り合った。彼は自分の恋人秋子を喰い殺した気狂熊を見つけて仇を打つ決心だった。
夏子はそうした彼の情熱にひかれて、修道院入りをやめて毅の熊狩りに同道することになった。

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