蜜蜂と遠雷/年代流行
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- 発売日:2016年9月23日
- 著者:恩田陸
- 出版社:幻冬舎
- ジャンル:青春小説、音楽小説
- ページ数:687ページ
【解説】
第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞を受賞する。直木賞と本屋大賞のダブル受賞及び同作家2度目の本屋大賞受賞は、史上初である。
ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。
【あらすじ】
3年ごとの芳ヶ江国際ピアノコンクールは今年で6回目だが、優勝者が後に著名コンクールで優勝することが続き近年評価が高い。特に前回に、紙面だけでは分からないと初回から設けられた書類選考落選者オーディションで、参加した出場者がダークホース的に受賞し、翌年には世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝したため、今回は大変な注目を集めていた。だが、オーディションの5カ国のうちパリ会場では、「不良」の悪名の審査員3人は凡庸な演奏を聴き続け、飽きて来ていた。だがそこへ、これまでにない今年逝去の伝説的な音楽家ホフマンの推薦状で、「劇薬で、音楽人を試すギフトか災厄だ」と、現れた少年、風間塵は、破壊的な演奏で衝撃と反発を与える。議論の末、オーディションに合格する。