教団X/年代流行
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- 発売日:2014年12月15日
- 著者:中村文則
- 出版社:集英社
- ページ数:576ページ
【解説】
謎のカルト教団と革命の予感。自分の元から去った女性は、公安から身を隠すオカルト教団の中へ消えた。絶対的な悪の教祖と4人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、光とは何か。著者最長にして圧倒的最高傑作。
【あらすじ】
主人公の楢崎は失職し無聊をかこつ生活を送っていた。そんな折、立花涼子と出会い交際することになったが、立花は急に姿を消した。楢崎は立花を探すために友人の探偵、小林に捜索を依頼することになる。
そこで突きとめたのは松尾正太郎という思索家であった。楢崎は松尾率いる集団と対をなす「教団X」という謎の宗教団体にアプローチする展開になる。最初は単なるセックスカルト集団とおもわれた「教団X」だが、その内実は意外なものであった。