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キャプテンサンダーボルト/年代流行

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キャプテンサンダーボルト
  • 発売日:2014年11月28日
  • 著者:阿部和重・伊坂幸太郎
  • 出版社:文藝春秋
  • ページ数:528ページ

【解説】
世界を救うために、二人は走る。東京大空襲の夜、東北の蔵王に墜落したB29。公開中止になった幻の映画。迫りくる冷酷非情な破壊者。すべての謎に答えが出たとき、カウントダウンがはじまった。二人でしか辿りつけなかった到達点。前代未聞の完全合作。

【あらすじ】
主人公は相葉時之と井之原悠、かつては少年野球のチームメイトであり、他の誰も立ち入れない世界を築いた2人だった。しかし成長するに従って行く道は別れ、高校時代の一夜に起きた出来事によって、決定的に関係が壊れてしまった。以来まったく交わることがなく12年が過ぎ、気づいたときには両人共にしょぼくれた大人になっていたのである。
相葉は後輩の女子が怪しい芸能事務所に騙されかけたのを救おうとして、なぜか自分が巨額の借金を背負うことになっていた。井之原は、四歳になる息子が原因不明のアレルギーに悩まされているのを治そうとして、莫大な医療費の工面に追われていた。
つまり2人とも緊急に、かつ切実に金が必要だったのだ。事態を動かすのは相葉だ。彼はインチキ健康水を使った詐欺の話を聞きつけ、その首謀者を強請ろうと考えた。そして相手を呼び出すのだが、会合の場所となったホテルで手違いが起きる。その結果、ケチな小悪党どころか、目的のためならば殺人をも辞さないロシア人ギャングを敵に回すことになってしまうのである。さっさと逃げ出せばいいのに、死ぬほど金が欲しいという事情からそれができない。窮地の彼がとった一手は、偶然会ったかつての親友、井之原を巻き込むことだった。

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