去年の冬、きみと別れ/年代流行
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- 発売日:2013年9月26日
- 著者:中村文則
- 出版社:幻冬舎
- ページ数:192ページ
【解説】
純文学作家がミステリーに真っ向から挑んだ。「物語はミステリー、人間の内面を描いていく手法は純文学」という書き下ろしの長編。
【あらすじ】
一年ほど前からそいつは京都の街に現れた。虫喰い穴のあいた旧制高校のマントに身を包み、かわいい狸のお面をつけ、困っている人々を次々と助ける、その名は「ぽんぽこ仮面」。彼が跡継ぎに目をつけたのが、仕事が終われば独身寮で缶ビールを飲みながら「将来お嫁さんを持ったら実現したいことリスト」を改訂して夜更かしをすることが唯一の趣味である、社会人二年目の小和田君。当然、小和田君は必死に断るのだが…。宵山で賑やかな京都を舞台に、ここから果てしなく長い冒険が始まる。