• 発売日：2013年4月17日
• 著者：柚木麻子
• 出版社：双葉社
• ページ数：166ページ

【解説】
屈託を抱えるOLの三智子。彼女のランチタイムは一週間、有能な上司「アッコ女史」の指令のもとに置かれた。大手町までジョギングで行き、移動販売車の弁当を買ったり、美味しいカレー屋を急遽手伝うことになったり。そのうち、なんだか元気が湧いている自分に気付いて…。表題作ほか、前向きで軽妙洒脱、料理の描写でヨダレが出そうになる、読んでおいしい短編集。

【あらすじ】
派遣社員の三智子は、出払って誰もいないオフィスで持参したお弁当を食べるのが日課だった。失恋して食欲のない三智子のお弁当を昼食を食べそこねた黒川敦子（通称アッコ）が食べることに。このお弁当を気に入ったというアッコは、三智子のお弁当とアッコのいつも食べているランチを１週間交換すると強引に決める。