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海賊とよばれた男/年代流行

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海賊とよばれた男
  • 発売日:2012年7月12日
  • 著者:百田尚樹
  • 出版社:講談社
  • ページ数:370ページ

【解説】
出光興産創業者の出光佐三をモデルにした国岡鐡造を主人公とした小説。国岡鐡造の一生と、出光興産をモデルにした国岡商店が大企業にまで成長する過程が描かれている。2013年第10回本屋大賞を受賞。

【あらすじ】
1945年、昭和20年8月15日。世界中を敵に回して戦った日本の戦争は終わった。東京を初めとした主要都市は徹底的に爆撃され、瓦礫の山となり、海外資産のすべてを失い、莫大な賠償金が課せられていようとしていた。
これから日本はどうなっていくのだろうか、全員が途方に暮れ、失意の中にあるとき、毅然と店員を集め話す男がいた。「愚痴をやめよ、愚痴は泣きごとである。亡国の声である」「日本には三千年の歴史がある。戦争に負けたからと言って、大国民の誇りを失ってはならない。すべてを失おうとも、日本人がいるかぎり、この国は必ずや再び立ち上がる日が来る」国岡商会の国岡鐡造店主は、僅かに残った店員を前に、そう訓示を述べた。失望から立ち直り武者震いする店員たちに、売るべき商品「石油」がそもそもないという現実が襲い掛かる。
「店主このままでは、国岡商店は潰れます。涙を呑んで人員整理を」と進言を受ける鐡造は「馘首はならん!」と一人の解雇も拒否する。戦後、住処も食糧事情もままならない情勢下で、日本の復興に向かって闘った男たちがいた。

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