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赤朽葉家の伝説/年代流行

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赤朽葉家の伝説
  • 発売日:2006年12月28日
  • 著者:桜庭一樹
  • 出版社:創元推理文庫
  • ページ数:320ページ

【解説】
作者の桜庭が自身の故郷である鳥取県を舞台に、架空の村である紅緑村に古くから続く製鉄業を営む名家、『赤朽葉家』の女三代の1953年から21世紀にわたる歴史を描く大河小説である。
物語は三部で構成されており、第一部は1953年から1975年、語り部の祖母である赤朽葉万葉を中心に語る「最後の神話の時代」。第二部は1979年から1998年までを、万葉の娘である毛毬を中心に語る「巨と虚の時代」。第三部は2000年から未来にかけて、万葉の謎の言葉の意味を、語り部である瞳子が調べる「殺人者」となっている。三部にわたり赤朽葉家の歴史が描かれる一方で、所々で戦後史が挿入され、赤朽葉家と日本の戦後が連動するように物語が進む。
第60回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門受賞。第28回吉川英治文学新人賞、第137回直木三十五賞、センス・オブ・ジェンダー賞。

【あらすじ】
戦後間もない頃の鳥取県紅緑村、幼かった万葉は「辺境の人」に村に置き去りにされ、村の若い夫婦に引き取られ育てられる事となった。見た目も普通の少し子供と違い、文盲でもあったが、一方で不思議な予言をしたり通常は見えないものが見えたりしたため「千里眼」と呼ばれるようになる。やがて、村の名家「赤朽葉家」の大奥様、赤朽葉タツと出会い赤朽葉家に輿入れするように言われ、「赤朽葉家」三代の物語が始まる。

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