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名もなき毒/年代流行

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名もなき毒
  • 発売日:2006年8月1日
  • 著者:宮部みゆき
  • 出版社:文藝春秋
  • ページ数:489ページ

【解説】
家族思いの温和な会社員が“探偵”として活躍する「杉村三郎」シリーズの2作目。第41回(2007年) 吉川英治文学賞受賞。

【あらすじ】
今多コンツェルン会長の娘婿の杉村三郎が所属する同コンツェルングループ広報室は、満足な仕事をこなせず、度重なるトラブルと軋轢を生みだすアルバイトの原田いずみを解雇した。
しかし、いずみが「広報室の社員達から嫌がらせやセクハラをされた」と嘘八百を並べ立て、訴訟を起こすという手紙を会長の嘉親宛てに送ってきたことから、三郎は嘉親の命を受け、いずみの窓口として問題対処にあたることになる。いずみの詐称だらけの経歴の裏付けを取り始めた三郎は、その最中に過去にいずみを調べていたという私立探偵の北見一郎、北見の元を訪ねてきた女子高生・古屋美智香とその母・暁子と出会う。
暁子と美智香はさいたま市、横浜市、東京都で発生した連続無差別毒殺事件の第4の被害者の娘と孫だったが、事件全体の繋がりが不透明なところもあり、暁子は警察から犯人として疑いを持たれていた。この事により、古屋親子の関係がぎくしゃくしていることを知った三郎は、暁子達に親身になり、自らも事件の真相に近付いていく。
やがて、いずみの悪意が広報室全体を襲い、やがては三郎個人に照準を定めていく。

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