大相撲初場所・千秋楽(千代の富士初優勝)/年代流行
1981年1月、蔵前国技館はウルフフィーバーに包まれた。 関脇・千代の富士は初日から14連勝。千秋楽の相手は1敗の横綱・北の湖。館内は千代の富士を後押しする大声援がこだましていた。本割では北の湖が得意の形からの吊りで勝負を決めて両者は相星となる。優勝決定戦では千代の富士が前廻しを取り、北の湖が寄ってきたところを上手出し投げで仕留めて初優勝が決まった。瞬間最高視聴率は65.3%を記録し、これは今に至っても大相撲中継史上最高の視聴率である。場所後に大関昇進も発表された。