余命3000文字(文庫本)/年代流行
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- 著者:村崎羯諦
- 発行日:2020年12月8日
- 出版社:小学館
- ジャンル:短編小説
- ページ数:274
【解説】
「余命3000文字」「出産拒否」「彼氏がサバ缶になった」「不倫と花火」など、書下ろしを含む全26編を収録。
【あらすじ】
「大変申し上げにくいのですが、あなたの余命はあと3000文字きっかりです」医者の言葉に俺は耳を疑う。確認のためもう一度尋ねてみるが、医者はやはり同じ言葉を繰り返すだけだった。
「余命何年なら聞いたことはあるんですが……。一体どういうことなんですか?」「どうもこうも言葉の意味そのままです。あなたはあと3000文字しか生きられません。3000文字に到達したと同時にあなたはコロリです。ほら、やりとりをしている間に200文字も使ってしまった」俺は慌てて自分の口を閉じる。