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この世の春(文庫本)/年代流行

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この世の春
  • 著者:宮部みゆき
  • 発行日:2019年11月28日
  • 出版社:新潮社
  • ジャンル:ミステリー、サスペンス
  • ページ数:329(上)、321(中)、436(下)

【解説】
作家生活三十周年記念作。現在のように精神医学・心身医学が発達していなかった江戸時代に心を病んだ人間がいたら――しかも、その人間がやんごとない身分であったとしたら、どのような事態が起こり得るのかを描く。

【あらすじ】
ごめんくださいまし―。宝永七年の初夏、下野北見藩・元作事方組頭の家に声が響いた。応対した各務多紀は、女が連れていた赤子に驚愕する。それは藩内で権勢をほしいままにする御用人頭・伊東成孝の嫡男であった。なぜ、一介の上士に過ぎない父が頼られたのか。藩中枢で何が起きているのか。一夜の出来事はやがて、北関東の小国を揺るがす大事件へと発展していく。

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