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あの頃の誰か(文庫本)/年代流行

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あの頃の誰か
  • 著者:東野圭吾
  • 発行日:2011年1月2日
  • 出版社:光文社
  • ジャンル:ミステリ、推理小説
  • ページ数:328

【解説】
メッシー、アッシー、ミツグ君、長方形の箱のような携帯電話、クリスマスイブのホテル争奪戦。あの頃、誰もが騒がしくも華やかな好景気に躍っていました。時が経ち、歳を取った今こそ振り返ってみませんか。東野圭吾が多彩な技巧を駆使して描く、あなただったかもしれれない誰かの物語。名作『秘密』の原型となった「さよなら『お父さん』」ほか全8篇収録。

【あらすじ】
『レイコと玲子』
雨のなか一人の少女が傘をさしている。そしてある男が近くの公衆電話に来たときに、その少女は男をナイフで刺し殺した。一方で記憶喪失の少女を発見した主人公加津子は昨夜の殺害事件と少女との関係を調べ始める。

『再生魔術の女』
ある子供が出来ない夫婦に、不幸にして生まれてきてしまった子供たちを斡旋するという職業の女がこの小説の進展を決定する。対するは根岸という男。赤ん坊をもらったあとでの二人の会話で構成される。

『さよなら「お父さん」』
ある飛行機の墜落事故で助かったのはわずかな人数。主人公の男は、飛行機に乗っていた妻と子供が事故に巻き込まれた。二人ともなんとか機体からは運び出されたものの、妻は意識を取り戻すことなく死んでしまう。

『名探偵退場』
なにもすることがなくなって暇になった命探偵ワイクは自分が今まで解決してきた難事件を書籍化しようとする。物語はそこから、かつて解いた最大級の難問と瓜二つの事件が舞い込んでくる。

『眠りたい死にたくない』
ある男がデートに誘われたはいいものの睡眠薬を飲まされ、気づいたときには犯人に仕立て上げられていたというもの。はっと目覚めたときにはもうどうしようもない状態だが、ここでなんとか逃げださにと犯人に仕立て上げられた後に殺される。

『二十年目に約束』
主人公亜沙子はその夫である清水と結婚するものの、その結婚の条件は子供を作らないことというもの。しかし、海外への転勤で、海外生活も一年というころに終にノイローゼになって亜沙子は自殺を図る。 清水はこれを機に一度日本に帰り子供のことについて話そうと切り出す。どうして清水が子供を作りたがらないのか、夫をつけて謎が解けていくというミステリー小説。

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