ゴールデンスランバー(文庫本)/年代流行
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- 著者:伊坂幸太郎
- 発行日:2010年11月26日
- 出版社:新潮社
- ジャンル:ミステリー・ハードボイルド
- ページ数:690
【解説】
首相暗殺の濡れ衣を着せられた男の、2日間に亘る逃亡劇を描いた作品。2008年本屋大賞受賞、第21回山本周五郎賞受賞作品。
【あらすじ】
首相公選制が存在する現代。仙台市では金田首相の凱旋パレードが盛大に行われていた。元宅配業の青柳雅春は数年前に暴漢に襲われていたアイドル・凛香を仕事中偶然にも助けたことで一躍時の人となり、地元では顔を知らない人がいない有名人。
そんな青柳は数年ぶりに大学時代の親友・森田森吾に呼び出される。森田の様子がおかしいことを訝しむ青柳に、森田は「お前、オズワルドにされるぞ」と告げる。
なんのことか分からない青柳だったが、その直後に首相は暗殺され、警官が二人のところにやってくる。「お前は逃げろ」と促された青柳はその場を逃げ出し車を後にするが、森田は自動車ごと爆殺されてしまう。
その頃、街中では早くも青柳の顔写真や映像がくり返し流され、首相暗殺犯として大々的に報道されていた。青柳は警察やマスコミを意のままに操作出来る人間が自分を犯人に仕立て上げようとしていることを思い知らされる。青柳は様々な人々の力を借りて逃走につぐ逃走を重ねる。