金田一少年の事件簿 上海魚人伝説(映画)/年代流行
- 1997年12月【116分】東宝
- 監督:堤幸彦
- 製作:漆戸靖治、宮原照夫、早川恒夫
- プロデューサー:櫨山裕子、奥田誠治、陳双慶
- 原作:天樹征丸
- 脚本:田子明弘
- 撮影:唐沢悟
- 音楽:見岳章
- 美術:大竹順一郎、張万鴻
- 出演:堂本剛、ともさかりえ、古尾谷雅人、水川あさみ、中尾彬
【解説】
名探偵・金田一耕助の孫でありIQ180の頭脳を持つ高校生・金田一一(はじめ)が、上海の雑技団で起きた連続殺人事件の謎に挑むサスペンス。堂本剛・ともさかりえの主演コンビで大ヒットしたテレビ・シリーズの、劇場版による完結篇として製作された。監督は「さよならニッポン!」の堤幸彦。金成陽三郎とさとうふみやによる同名コミック、天樹征丸によるノベルス版をもとに、オリジナル・ストーリーとして田子明弘が脚本を執筆。撮影はテレビ・シリーズ版も手掛け、今回が映画初挑戦となる『ぼくらの勇気 未満都市』の唐沢悟が担当した。
堂本・ともさかの主演コンビ、古尾谷雅人ほかのレギュラー・キャストがテレビ・シリーズに引き続き出演。撮影ではハイビジョンやCGを駆使し、上海での一大ロケも敢行された。日本テレビ開局45年記念作品。
【あらすじ】
美雪の文通相手レイリーから依頼され、一と美雪は上海へ行くことになった。
楊氏雑技団の団長である父ダーレンが何者かに殺され、唯一アリバイのなかった兄シャオロンの容疑を晴らしてほしいという。
雑技団には悲劇のスター、スーランが残した呪いの五言律詩が伝えられていたが、今回のダーレンの殺され方がこれを連想させたため、事件はスーランの復讐ではないかと団員は噂していた。
呪いの言葉通りならば連続殺人が起きると思われたが、案の定、水中芸の最中に主役のマルチナの死体が浮かび上がる。