失楽園(映画)/年代流行
- 1997年5月【119分】東映
- 監督:森田芳光
- プロデューサー:角川歴彦、原正人、永井正夫
- 原作:渡辺淳一
- 脚本:筒井ともみ
- 撮影:高瀬比呂志
- 音楽:大島ミチル
- 美術:小沢秀高
- 出演:役所広司、黒木瞳、星野知子、柴俊夫、寺尾聰、木村佳乃、中村敦夫
【解説】
閑職に追いやられた中年サラリーマンと、冷めた夫婦関係に体を持て余した人妻が、激しい恋におちて情事を重ねていく姿を描いた性と愛のメロドラマ。監督は「(ハル)」の森田芳光。渡辺淳一による同名ベストセラーを、「119」の筒井ともみが脚色。撮影を「不法滞在」の高瀬比呂志が担当している。主演は「シャブ極道」の役所広司で、本作と「うなぎ」を合わせて、キネマ旬報主演男優賞を2年連続で受賞した。
【あらすじ】
出版社の敏腕編集者だった久木祥一郎(役所広司)は、ある日突然、編集の第一線から閑職の調査室配属を命じられた。
そんな久木の前に、彼の友人・衣川(寺尾聰)が勤めるカルチャーセンターで書道の講師をしている松原凛子(黒木瞳)という美しい人妻が現れる。
彼女は“楷書の君”と呼ばれているほど折り目正しく淑やかな女性だったが、久木の強引でひたむきな恋の訴えに、やがて彼を受け入れた。