もののけ姫(映画)/年代流行
- 1997年7月【133分】東宝
- 監督:宮崎駿
- 製作:徳間康快、氏家齊一郎、成田豊
- プロデューサー:鈴木敏夫
- 原作:宮崎駿
- 脚本:宮崎駿
- 撮影:奥井敦
- 音楽:久石譲
- 美術:男鹿和雄、山本二三、黒田聡、田中直哉、武重洋二
- 声:松田洋治、石田ゆり子、田中裕子、小林薫、西村雅彦、美輪明宏、森光子
【解説】
森を侵す人間たちとあらぶる神々との対立を背景として、狼に育てられた「もののけ姫」と呼ばれる少女サンとアシタカとの出会いを描く。
映画のキャッチコピーは「生きろ」。主題歌「もののけ姫」を歌う米良美一は、女性のような高い声で歌うカウンターテナーが話題になり、この作品によって広く認知されるようになった。
【あらすじ】
エミシの隠れ里に住む少年アシタカは、村を襲った「タタリ神」に死の呪いをかけられる。そのタタリ神の中からでてきたものは、鉛の塊だった。肉を切り裂き、酷い痛みと苦しみを与えたその鉛。西で何かが起こっている...。アシタカは己の運命を見定めるため、はるか西方の地を目指して旅立つ。
森を抜けたところにある村では大勢の武士が農民を襲っていた。農民を救うべく弓をつがえたアシタカの腕がブヨブヨと不気味に蠢く。 アシタカの放った矢は武士の腕と首を奪った。呪いのアザが濃くなったことに気付くアシタカ。
さらに西の村でアシタカはジコ坊という僧侶に出逢う。西の土地の話を聞いたアシタカは「ししがみの森」を目指し旅立つ。
「ししがみの森」にたどり着いたアシタカは傷付いた人間とコダマ、大きな山犬を見つけた。傷付いた山犬に駆け寄る少女サン。山犬の血にまみれた彼女は美しかった。アシタカは名乗りをあげ、彼女に正体を尋ねたが、サンは「去れ」と言い、山犬に乗って去ってしまった。