男はつらいよ 拝啓 車寅次郎様(映画)/年代流行
- 1994年10月【101分】松竹
- 監督:山田洋次
- 製作:櫻井洋三
- プロデューサー:野村芳樹、深澤宏
- 脚本:山田洋次、朝間義隆
- 撮影:池谷秀行
- 音楽:山本直純
- 美術:出川三男、横山豊
- 出演:渥美清、倍賞千恵子、かたせ梨乃、小林幸子、吉岡秀隆、牧瀬里穂、山田雅人
【解説】
滋賀県長浜を舞台に、寅と甥の満男、2人の恋を描くシリーズ第47作。監督は前作「男はつらいよ 寅次郎の縁談」以来1年ぶりとなる山田洋次、脚本は山田と朝間義隆の共同、撮影監督は高羽哲夫、撮影は池谷秀行が担当。マドンナ役はかたせ梨乃、牧瀬里穂、小林幸子の3人で、いずれも初出演となる。
【あらすじ】
地方都市の繁華街で歌う演歌歌手の応援をした寅は、ふらりと柴又へ帰って来た。甥の満男は就職して半年が過ぎ、セールスマン仕事にすっかり嫌気がさしていたが、そんな彼を寅はやんわり諭す。
ある日、長浜市で家業を継ぐ大学時代の先輩・川井信夫から誘われ、満男は休日を利用して地元のお祭りを観に行った。そこで出会った信夫の妹・奈穂に町の案内をしてもらい、2人は急速に打ち解け合っていく。
一方、寅も同じ長浜に来ていて、大きな撮影機材を抱えた宮典子がケガをしたのを助けた。年に一度撮影旅行に出かけるのを楽しみにしている典子と寅は周囲から見ると夫婦のように親しくなるが、ケガを聞いて典子の夫・幸之助が迎えに駆けつけ、典子は突然帰ることになった。