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水の旅人 侍KIDS(映画)/年代流行

  • 1993年7月【106分】東宝
  • 監督:大林宣彦
  • 製作:村上光一、海老名俊則、堀内實三
  • プロデューサー:河井真也、豊田俊穂、島谷能成、茂庭喜徳
  • 原作:末谷真澄
  • 脚本:末谷真澄
  • 撮影:阪本善尚
  • 音楽:久石譲
  • 美術:竹中和雄
  • 出演:山崎努、吉田亮、原田知世、伊藤歩、風吹ジュン、岸部一徳

【解説】
時空を越えてやって来た一寸法師のような小さな侍と少年との交流を、自然保護などのテーマを織り込みながら描くSFファンダジー。監督は「はるか、ノスタルジィ」の大林宣彦。末谷真澄の原作『雨の旅人』(マガジンハウス・刊)をもとに、末谷が脚本。撮影は「はるか、ノスタルジィ」の阪本善尚が担当。全篇の九〇%が合成シーンで、一寸法師のような少名彦役に「僕らはみんな生きている」の山崎努が挑戦している。主人公の少年とその姉役はそれぞれオーディションにより新人が選ばれ、また原田知世が「時をかける少女(1983)」以来久々に大林映画に出演したのも話題となった。

【あらすじ】
小学二年生の楠林悟(吉田亮)は、姉・千鶴子(伊藤歩)に野球の球拾いに駆り出された川原で、雷に打たれて動かなくなった身長十七センチの小さな老武士(山崎努)を助けた。
悟のおかげで息を吹き返した武士は墨江少名彦(すみのえのすくなひこ)と名乗り、自分は水源からやって来た水の精で、海を目指していると語る。悟は父・文博(岸部一徳)や学校の由紀先生(原田知世)から一寸法師の話を聞く。
一方、少名彦は楠林家を探検し、ゴキブリやカラスと戦ったり、猫のホースケと戯れたり、悟に勇気や自然への優しさを教えたりするが、体は日増しに弱まっていった。

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