紅の豚(映画)/年代流行
- 1992年7月【91分】東宝
- 監督:宮崎駿
- 製作:徳間康快、利光松男、佐々木芳雄
- プロデューサー:鈴木敏夫
- 企画:山下辰巳、尾形英夫
- 原作:宮崎駿
- 脚本:宮崎駿
- 音楽:久石譲
- 美術:久村佳津
- 声:森山周一郎、加藤登紀子、桂三枝、上條恒彦、岡村明美、大塚明夫、関弘子
【解説】
20年代のイタリアを舞台に、豚に変身してしまった飛行機乗りの夢とロマンを描いたアニメ。
【あらすじ】
賞金稼ぎを生業とする飛行艇乗りポルコは、以前から対立している空賊・マンマユート団に襲われたバカンスツアーの女学校の生徒達を助ける。その夜、幼なじみのジーナが経営するホテルアドリアーノへ出かけたポルコは、そこでカーチスというアメリカ人と出会い、彼の飛行技術の優秀さを察知する。同時刻のアドリアーノでは、ポルコに業を煮やした空賊連合が、ポルコに対抗するため若きアメリカの飛行艇乗りカーチスを雇う相談をしていた。
数日後、飛行艇の整備のためにミラノに向かって飛んだポルコは、飛行途中でカーチスに遭遇。離脱を試みるが格闘戦中エンジンが停止し、撃墜されてしまう。辛くも一命を取りとめたポルコは、大破した愛機とともにミラノへ向かい、馴染みのピッコロ社に修理を依頼する。人手不足のピッコロ社で修理・再設計を担当したのは、ピッコロの孫で17歳の少女フィオだった。
フィオの才能と献身的な努力により見事復活した愛機と共に、ポルコは、アドリア海の飛行艇乗りの名誉を賭けて、カーチスとの再戦に挑む。だがその時、国家に対して非協力的なポルコを空賊たちもろとも葬ろうと、イタリア空軍の大部隊が迫りつつあった。