男はつらいよ 寅次郎の休日(映画)/年代流行
- 1990年12月【106分】松竹
- 監督:山田洋次
- 製作:藤子・F・不二雄
- プロデューサー:島津清、深澤宏
- 企画:小林俊一
- 原作:山田洋次
- 脚本:山田洋次、朝間義隆
- 撮影:高羽哲夫
- 音楽:山本直純
- 美術:出川三男
- 出演:渥美清、後藤久美子、夏木マリ、笠智衆、寺尾聡、下絛正巳、前田吟、倍賞千恵子、吉岡秀隆
【解説】
甥の初恋のために再び奮闘するフーテンの寅次郎の姿を描くシリーズ第43作。原作・脚本・監督は山田洋次。共同脚本は朝間義隆。撮影は高羽哲夫と、前作「男はつらいよ ぼくの伯父さん」と同じスタッフがそれぞれ担当。
【あらすじ】
ついに大学に入った満男はパッとしない毎日を過ごしていたが、そんなある日、名古屋に住む一年前の初恋の相手・泉がやって来る。
泉は両親の別居という不自然な生活に耐えられず、愛人と同居しているという父・一男を説得しに来たのだった。そんな泉の切実な思いに動かされたさくらたちは泉を父親探しの旅に送り出すが、東京駅まで見送った満男も一緒に九州まで行ってしまう。
そんな満男の家出にオロオロしてしまうさくらに旅から帰って来た寅次郎は「いつまでも子供扱いするから一人前になれないんだ」と説教するが、泉の母・礼子がくるまやに現れたことによって寅次郎は「高校生とはいっても子供同然です。すぐ探しに行きましょう」と、引き留めるさくらたちを振り切って礼子と二人出て行ってしまう。