友達の恋人(ドラマ)/年代流行
- 放送期間:1997年4月10日~1997年6月26日
- 放送日時:木曜日(22:00~22:54)
- 脚本:小松江里子
- 主題歌:FOUR TRIPS「WONDER」
- 放送局:TBS
- 出演:桜井幸子、瀬戸朝香、安藤政信、加藤晴彦、加勢大周 ほか多数
【解説】
夢を捨て、親友の恋人を愛してしまう真子と、夢を追いかけて恋人への想いを断ち切る晶。ひとりの青年をめぐるふたりの対照的な女性の生き方を描く青春ラブストーリー。
【あらすじ】
とある美術大学。活気ある学園祭のなか、柏木朋也(安藤政信)や司賢一(加藤晴彦)が率いる劇団の公演が始まろうとしている。遅れて会場に着いた真子(桜井幸子)は、待ちかまえていた晶(瀬戸朝香)に導かれ席に着く。真子と共同生活を送っている晶は、この劇団で美術を担当しているのだ。
舞台は成功を収め、打ち上げで盛り上がった皆は大学の噴水に飛び込んでしまう。ふと、真子は晶と柏木がいないのに気付く。中庭をのぞくと、そこにはひとつのタオルにくるまった2人の姿が。真子はずっと前から柏木が好きだった。友達の恋人と知りながらも、芝居に打ち込む柏木の姿をいつも影から見つめていた…。
春になり、真子は美術とは無縁の商社に就職した。晶は、アルバイトをしながら絵を描き、画家を目指すことに。ある日の昼休み、真子は偶然、柏木に会う。卒業前には役者を目指すと言っていた柏木だが、突如劇団を抜け、父の経営する建設会社に就職していたのだ。そして真子は、卒業と同時に晶が柏木と別れたことを知る。
2人の仲を心配する一方で、真子は胸に閉じたはずの柏木への想いが再び熱くなるのを止められなかった。