卒業(ドラマ)/年代流行
- 放送期間:1990年1月8日~1990年3月19日
- 放送日時:金曜日(21:00~21:54)
- 主題歌:笑顔の行方(DREAMS COME TRUE)
- 脚本:小松江里子
- 放送局:TBS
- 出演:中山美穂、織田裕二、仙道敦子、永瀬正敏、河合美智子、的場浩司 ほか多数
【解説】
就職活動する短大生役の中山美穂と就職先の織田裕二とのラブロマンスは、繊細な台詞まわしで評判になった。小松江里子の初の連続ドラマ脚本。
【あらすじ】
かおり、紀子、友子は、同じ女子短大に通う学生。来年春の卒業を控え就職活動中だが、その進路は決まらないままだった。
長野出身のかおりは、両親から、卒業後は地元に戻り就職するよう言い渡されている。卒業後も東京にいたい一心であせって就職活動をするが、自宅外通学なうえ得意なこともなく、年末になっても内定は得られていない。
成績優秀な紀子は、難関である大手商社に内定した。しかし、仙台出身で東京に一人暮らししているにもかかわらず、「女の一人暮らしは男連れ込んで乱れている」という面接官の意向に沿うため、提出書類に偽って「自宅通勤可能」と書いてしまい、そのウソが露見したため、内定が取り消されてしまう。
自宅が東京の友子は、就職活動はしているものの、本当はアナウンサー・レポーターになるのが夢。養成所に通うなど夢の実現のために積極的で、地方へ行くことも構わないと思っている。
同じ短大に通いながらも別々の学生生活を送っていた3人だが、あるスキー旅行に参加したことがきっかけで意気投合。就職活動を通して出会った男性とのそれぞれの恋愛も絡みながら、卒業までの3人の成長や葛藤が描かれていく。