• 日本公開日：1980年10月
• 上映時間：156分
• 配給：日本ヘラルド映画
• ジャンル：歴史
• 監督：ティント・ブラス、ジャンカルロ・ルイ
• 出演：マルコム・マクダウェル、ピーター・オトゥール、ジョン・ギールグッド、グイド・マンナリ

【解説】
歴史上実在したローマ帝国の第3代目皇帝カリギュラの在位期間3年10カ月間の暴君ぶりを描き、当時の宮廷内の腐敗を描く。

【あらすじ】
紀元1世紀前半、ローマ帝国の王室は腐敗しきっていた。人々はひたすら快楽を求め、ティベリウスは、カプリ島での隠遁生活を終え皇帝の座に戻るが、病魔に犯された肉体は、精神にまで異常を引きおこし、その生活は凶暴な振舞いに満ちていた。遂には甥の子、ガイウス・カリギュラを秘かに毒殺しようとさえ考えていた。元老院議員のネルバは、この政治の乱れを嘆き、自らの命を絶って抗議の意志を示した。カリギュラは、ティベリウスから後継者に指名された。しかし、また皇帝の気がかわることを恐れたカリギュラは、忠実な部下、親衛隊長のマクロ（グイド・マンナリ）に病床のティベリウスの暗殺を命じた。皇帝の位についたカリギュラは、狂ったように乱行を遂行していった…。