男はつらいよ 寅次郎かもめ歌(映画)/年代流行
- 1980年12月【100分】松竹
- 監督:山田洋次
- 制作:島津清
- 企画:高島幸夫、小林俊一
- 原作:山田洋次
- 脚本:山田洋次、朝間義隆
- 撮影:高羽哲夫
- 音楽:山本直純
- 美術:出川三男
- 出演:渥美清、倍賞千恵子、伊藤蘭、下絛正巳、三崎千恵子、前田吟、佐藤蛾次郎、中村はやと
【解説】
死んだテキ屋仲間の娘を柴又に連れてきて夜間高校へ通わす寅と"とらや"の人々の暖かい人情を描くシリーズ第二十六作。今回のマドンナには元キャンディーズのランちゃんこと伊藤蘭が迎えられている。脚本は「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」の山田洋次と同作の朝間義隆の共同執筆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。
【あらすじ】
北海道は江差の町、寒風が吹きつける中で、寅は顔なじみのテキ屋仲間と威勢のいいバイをしている。その時、寅は仲間から常連の常が病死したことを知らされる。
遊び人の末路にたとえようのない索漠さを感じた寅は、墓まいりに常の故郷、奥尻島へ渡った。
そこで、イカ工場で働く常の一人娘すみれと会った。寂しそうなその娘は、東京へ出て働きながら勉強したいと言う。心配性でめんどう見のいい寅は放っておけない。