二百三高地(映画)/年代流行
- 1980年8月【185分】東映
- 監督:舛田利雄
- 企画:幸田清、天尾完次、太田浩児、瀬戸恒雄
- 脚本:笠原和夫
- 撮影:飯村雅彦
- 音楽:山本直純
- 美術:北川弘
- 出演:仲代達矢、あおい輝彦、新沼謙治、湯原昌幸、佐藤允、永島敏行、長谷川明男、稲葉義男
【解説】
今世紀初頭、近代化したとは言え、列強諸国に比べ遅れをとる日本が、超大国ロシアに何故戦争を挑んだのか。そして、その戦争を背景に、政府、軍、民間といった様々な階級の人々がいかに生きたかを描く。脚本は「仁義なき戦い」シリーズの笠原和夫、監督は「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士」の舛田利雄、撮影は「トラック野郎 突撃一番星」の飯村雅彦がそれぞれ担当。
【あらすじ】
十九世紀末。ロシアの南下政策は満州からさらに朝鮮にまで及び、朝鮮半島の支配権を目指す誕生間もない明治維新政府の意図と真っ向から衝突した。
開戦か外交による妥協か、国内では激論がうずまいていた。軍事力、経済力ともに弱小な日本にとってロシアは敵にするには強大すぎた。
しかし、幾度となく開かれる元老閣僚会議で、次第に開戦論がたかまっていくがロシアの強大さを熟知している伊藤博文は戦争回避を主張していた。