あゝ野麦峠(映画)/年代流行
スポンサーリンク
- 1979年6月【154分】東宝
- 監督:山本薩夫
- 制作:持丸寛二
- 企画:山岸豊吉
- 原作:山本茂実
- 脚本:服部佳
- 撮影:小林節雄
- 音楽:佐藤勝
- 美術:間野重雄
- 出演:大竹しのぶ、原田美枝子、友里千賀子、古手川祐子、三国連太郎、西村晃、地井武男
【解説】
明治中期、長野県岡谷市にある製系工場に、岐阜県飛騨地方から野麦峠を越えて働きに出た少女達の姿を描く。昭和四十三年に発表された山本茂実の同名小説を映画化したもので、脚本は服部佳、監督は「皇帝のいない八月」の山本薩夫、撮影は「曽根崎心中」の小林節雄がそれぞれ担当。
【あらすじ】
明治三十六年二月、飛騨から野麦峠を越えて信州諏訪へ向かう百名以上もの少女達の集団があった。
毎年、飛騨の寒村の少女達はわずかな契約金で製糸工場(キカヤ)へ赴く。河合村のみね、はな、きく、ときも新工として山安足立組で働くことになっていた。
途中、ゆきという父無し子の無口な少女も一行に加わった。明治日本の富国強兵のための外貨獲得はこのような工女のか細い手に委ねられていた。三年後みねは一人前の工女になっていた。