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1960年代 人気女性アイドル/年代流行

美空ひばりや吉永小百合ら「スター」の時代であり、その美空に江利チエミ、雪村いづみを加えた「三人娘」、或いは、中尾ミエ、伊東ゆかり、園まりから成る「スパーク3人娘」らが人気を博した。

美空ひばり

美空ひばり

1937年5月29日神奈川県生まれ。終戦間もない1945年、8歳のときに初舞台を踏む。1950年に『東京キッド』に出演し映画とともに主題歌も大ヒットとなった。1955年には江利チエミ、雪村いづみとともに東宝映画『ジャンケン娘』に出演したことを契機に、「三人娘」として人気を博した。その後も国民的な歌手として活躍し、女性として初の国民栄誉賞を受賞した。

吉永小百合

吉永小百合

1945年3月13日東京都生まれ。小学校6年生の時にラジオドラマでデビュー。高校在学中、『キューポラのある街』に出演しブルーリボン賞主演女優賞を受賞。『寒い朝』でレコードデビューし20万枚のヒット。橋幸夫とのデュエットで30万枚の大ヒットとなった『いつでも夢を』で「第4回日本レコード大賞」受賞。この頃から女優として活躍し熱狂的なファンは「サユリスト」と呼ばれる。

江利チエミ

江利チエミ

1937年1月11日東京都生まれ。進駐軍のキャンプまわりの仕事をこなしていくうちにアイドルとなり、1952年15歳でレコードデビューを果たす。初主演映画の『猛獣使いの少女』で「美空ひばり以来の天才少女」と呼ばれるようになる。テネシーワルツが大ヒットし「ジャズ」を全国区にし、日本における「カバー歌手」のメジャー化のさきがけを果たした。映画の『サザエさん』シリーズもヒットし生涯の当たり役となる。

雪村いづみ

雪村いづみ

1937年3月20日東京都生まれ。家計を助けるために中学卒業後まもなくして歌手を志し、日劇ミュージックホールで初舞台を踏みプロ歌手としてデビューした。デビュー曲、『想い出のワルツ』が20万枚の大ヒットを記録した。同年代の人気少女歌手江利チエミ・美空ひばりと共に「三人娘」と並び称されるようになった。人気喜劇映画シリーズで主演を務めたり、ファッションモデルとしても多くの雑誌の表紙やグラビアを飾った。

中尾ミエ

中尾ミエ

1946年6月6日福岡県生まれ。1961年に園まり・伊東ゆかりらとスパーク3人娘を結成。ザ・ピーナッツの後継として期待され、クレージーキャッツ主演の『シャボン玉ホリデー』などに出演し一時代を築いた。確かな歌唱力で、人気を博し、16歳の時にリリースした『可愛いベイビー』は100万枚を超える大ヒットとなった。

伊東ゆかり

伊東ゆかり

1947年4月6日東京都生まれ。幼少期から進駐軍キャンプで唄い始め、11歳のとき『クワイ河マーチ』でデビュー。中尾ミエ、園まりと三人で“スパーク3人娘”を結成。『シャボン玉ホリデー』や『歌え!一億』に出演し、知名度を全国区にした。1967年にリリースした「小指の想い出」は爆発的なヒットとなり、その後も長く歌い継がれている。その後も「恋のしずく」「朝のくちづけ」「知らなかったの」と立て続けにヒット曲を飛ばした。

園まり

園まり

1944年4月12日神奈川県生まれ。元々はクラシックの歌手を目指していたが、1960年11月NET『あなたをスターに』で優勝。1962年5月「鍛冶屋のルンバ」でレコードデビュー。7月フジテレビ『レッツゴー三人娘』で中尾ミエ、伊東ゆかりと『スパーク3人娘』を結成。1964年「何も云わないで」がNHK”きょうのうた”で放送され、歌謡曲の初ヒットとなる。その後「逢いもくて逢いたくて」「夢は夜ひらく」「何んでもないわ」「愛は惜しみなく」 等のヒットも記録した。

1970年代人気女性アイドル

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