情婦マノン(映画)/年代流行
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- 日本公開日:1950年9月1日
- 上映時間:105分
- 配給:SEF=東宝
- ジャンル:ドラマ
- 監督:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
- 脚本:アラン・ルメイ、W・R・バーネット
- 出演:ミシェル・オークレール、セシル・オーブリー、セルジュ・レジアニ、ガブリエル・ドルジア、ミシェル・ブーケ
【解説】
十八世紀のアべ・プレヴォーの小説『マノン・レスコー』を現代的に翻案した本作は、贅沢に憧れ、恋人をよそに娼婦稼業に身をやつす奔放な女の転落の人生を戦中戦後の世相を背景に鮮烈に物語る。ラストの、射殺された恋人の死体をさかさにかついで砂漠をさまよい歩くシーンが特に有名。
【あらすじ】
ユダヤ人の一団を乗せイスラエルに向う貨物船から若い男女の密航者が発見された。男はロべ-ル(ミシェル・オークレール)、女はマノン(セシル・オーブリー)であった。
船長の前で男は二人の過去を物語った。四四年、レジスタンス運動に加わっていたロべ-ルはドイツ兵相手に売春をしたために村人のリンチに会おうとしているマノンを救った。しかし、マノンの魅カのとりこになったロべ-ルは運動から脱落し、彼女をつれて解放にわき立つパリに向った。
マノンの兄レオン(セルジュ・レジアニ)は闇屋をやり羽ぶりがよかった。マノンはぜいたくな生活にあこがれ、真面目な結婚生活を説くロベールの言棄には耳をかさなかった。