日本アニメの歴史/年代流行
日本では大正期にかけて外国から輸入されたアニメーション映画の人気を受けて製作された。下川凹天、幸内純一、北山清太郎の3人がそれぞれ別個にアニメ作品の製作を手がけ、時期的にも同時期だったため、3人のいずれもが日本のアニメの創始者と位置付けられている。3作品はいずれも1917年に公開された。
1950年代
●1953年
テレビ放送開始とともに、番組内の一コーナーでアニメを使用する番組が作られた
●1956年
東映が日本動画社を吸収合併しアニメスタジオ「東映動画」を発足
●1958年
日本初のテレビアニメ『もぐらのアバンチュール』放送開始
日本初のカラー長編アニメ映画『白蛇伝』が制作
1960年代
●1961年
手塚治虫が「虫プロダクション」を発足
●1962年
タツノコプロ設立
●1963年
日本で最初の本格的連続テレビアニメ『鉄腕アトム』制作
スタジオ・ゼロ設立
世界初の巨大ロボットアニメ『鉄人28号』放送開始
原作漫画を持たない日本初のアニメオリジナルストーリー『狼少年ケン』放送開始
●1964年
『鉄腕アトム』がアニメ番組視聴率最高の40.3%を記録
長編アニメ映画『鉄腕アトム 宇宙の勇者』制作
東京ムービー設立
●1965年
日本初のカラーテレビアニメ『ジャングル大帝』放送開始
●1966年
元祖魔女っ子アニメ・少女アニメ『魔法使いサリー』放送開始
●1968年
元祖スポコンアニメ『巨人の星』放送開始
●1969年
名作アニメシリーズ『ムーミン』放送開始
国民的アニメ『サザエさん』放送開始
女子向けスポ根アニメ『アタックNo.1』放送開始
アニメ映画『東映まんがまつり』放映開始
1970年代
●1971年
手塚賞(集英社)創設
ギャグアニメ『天才バカボン』放送開始
●1972年
元祖巨大ロボットアニメ『マジンガーZ』放送開始
有限会社サンライズスタジオ(現サンライズ)設立
日本漫画家協会賞創設
●1974年
元祖大人向けアニメ『宇宙戦艦ヤマト』放送開始
赤塚賞創設
●1975年
世界名作劇場シリーズ第1作『フランダースの犬』放送開始
●1977年
講談社漫画賞創設
●1978年
宮崎駿の初監督作品『未来少年コナン』放送開始
●1979年
『機動戦士ガンダム』放送開始
『ドラえもん』放送開始
1980年代
●1980年
劇場アニメ『ドラえもん のび太の恐竜』が公開
●1983年
日本で最初のOVA(オリジナルビデオアニメ)『ダロス』発売
●1985年
第一回広島国際アニメーションフェスティバル開催
スタジオジブリ設立
●1986年
『ドラゴンボール』放送開始
●1988年
『それいけ!アンパンマン』放送開始
1990年代
●1990年
『ちびまる子ちゃん』視聴率39.9%(アニメ番組史上2位)を記録、主題歌「おどるポンポコリン」がレコード大賞を受賞
●1993年
未就学児童向け長寿アニメシリーズの第1シリーズ『しましまとらのしまじろう』放送開始
●1995年
『新世紀エヴァンゲリオン』放送開始
●1996年
『名探偵コナン』放送開始
●1997年
デジタルアニメ制作への移行
『ポケットモンスター』放送開始
文化庁メディア芸術祭が東京都写真美術館でスタート
広島市立まんが図書館オープン
●1998年
日本のアニメ専門チャンネル「アニマックス」がケーブルテレビ・CSで開局
●1999年
現代マンガ資料館 大阪市にオープン
2000年代
●2001年
インターネットでアニメの配信が開始される
『千と千尋と神隠し』が国内興行収入歴代1位
●2002年
『千と千尋と神隠し』がアカデミー賞を受賞
●2003年
アニメ映画「千と千尋の神隠し」が放映され、歴代映画最高視聴率となる46.9%を記録
●2006年
携帯電話でアニメの本格配信はじまる
●2006年
日本アカデミー賞にアニメーション作品賞が新設
2010年代
●2014年
ディズニー映画『アナと雪の女王』、『STAND BY ME ドラえもん』が大ヒット。
●2016年
新海誠の『君の名は。』が興行収入250億円突破。