累/年代流行
スポンサーリンク
- 作者名:松浦だるま
- 連載誌:イブニング
- 出版社:講談社
- 単行本:5巻
【解説】
容貌の醜さから人に忌み嫌われてきた累。そんな彼女に、女優であった美しき母親が遺した1本の口紅。その口紅は他者の顔を奪うことが出来るという謎の力を持っていた。累はその力を使い、美しき者が享受するすべてを奪う事を決意する。
【あらすじ】
「伝説の女優」の名をほしいままにした故人・淵 透世(ふち すけよ)の娘・淵 累(ふち かさね)は、母とは似ても似つかない醜い顔が原因で、周囲の人間から心無い仕打ちを受け続けてきた。
小学校の学芸会の演劇でシンデレラ役に選ばれたもののクラスメイトらの陰謀により屈辱を受けた累は、生前の母の言葉を思い出して母の形見の口紅を塗り、彼女をいじめる首謀者で美少女の西沢イチカ(にしざわ イチカ)に口づけをし、イチカの顔を手にいれる。母の口紅で欲しい顔の人物に口づけをすると、互いの顔が入れ替わるのであった。
そして、イチカの顔でシンデレラを演じた累は、母譲りの演技の才能を開花させるとともに、舞台で賞賛の眼差しを浴びる喜びを初めて味わい知ることとなる。