ハイスコアガール/年代流行
スポンサーリンク
- 作者名:押切蓮介
- 連載誌:増刊ヤングガンガン
- 出版社:スクウェア・エニックス
- 単行本:5巻
【解説】
1990年代の対戦型格闘ゲームブームを舞台に、ブームの火付け役となった『ストリートファイターII』を主人公・矢口ハルオとヒロイン・大野晶の因縁として位置付けて描いたラブコメディ作品。2012年ブロスコミックアワード大賞を受賞。2013年12月にアニメ化された。
【あらすじ】
1991年。雲仙普賢岳の噴火、湾岸戦争の勃発など、様々な事件が世間を騒がせている真っ只中、そんなことは我関せずと日々ゲーセン通いに明け暮れる小学6年生の矢口ハルオは、ある日行きつけのゲーセンでクラスメイトの大野晶に出会う。下町のゲーセンには不似合いな、成績優秀で金持ちのお嬢様である彼女は、実は凄腕のゲーマーだった。
自身が最も得意とする『ストII』で惨敗を喫したハルオは、ゲームしか取り柄の無い自分にとって最も輝ける場を脅かす存在である晶を追いだすため、禁じ手とされるハメ技を使ってまで勝とうとするが、激怒した晶に殴り倒された上、行きつけのゲーセンから出入り禁止を喰らってしまう。これが2人の因縁の始まりだった。
ゲームをプレイするために足を運ぶその先々で鉢合わせする2人は、ゲームを通じて少しずつ仲良くなってゆく。しかし、ある日、ハルオは夏休み明けに晶が海外へ転校してしまうことを知る。晶のお別れ会でそっけない態度を取るハルオはクラスメイトの顰蹙を買うが、最初は自分の聖域に踏み込んでくる忌々しい存在とまで思っていたはずの晶が、いつのまにか自分にとってかけがえのない存在になっていたことに気付き、出立する寸前の空港に駆けつけ、晶と再会を約束する。