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乙嫁語り/年代流行

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乙嫁語り
  • 作者名:森薫
  • 連載誌:Fellows!→ハルタ
  • 出版社:エンターブレイン
  • 単行本:6巻

【解説】
19世紀後半の中央アジア、カスピ海周辺の地域を舞台に、「乙嫁」をキーワードに、厳しい自然の中に生きる人々の生活と文化、時に人間の愚行を織り交ぜた物語を緻密で丁寧な画で描く。乙嫁とは、「若いお嫁さん」、「美しいお嫁さん」、或いは、「可愛いお嫁さん」という意味の古語。

【あらすじ】
19世紀後半の中央アジア。とある町に住むエイホン家に、北方の移牧民(半定住・半遊牧民)ハルガル家から20歳の花嫁、アミルが嫁いできた。花婿カルルクはまだ12歳の定住民の少年であった。ハルガル一族らの住む北方は、ロシアの侵攻(南下政策)で緊張状態にあった。アミルの叔父たちは、すでに嫁に出したアミルを連れ戻して、あらためて有力な部族に嫁がせようと実力行使に出るが、町をあげた抵抗にあい失敗に終わる。
一方、エイホン家の居候の英国人スミスは、エイホン家の人々に別れを告げ、アンカラへの旅につく。 途中カラザの町で諜報員と誤解され勾留されるが、案内人アリにより窮地を脱する。その後、町で出会った薄幸の未亡人タラスと恋に落ちるが、この恋は実ることなく、また旅を続けることになる。
スミスが医者として滞在していたムナク村の漁師の家の双子ライラとレイリは、玉の輿を夢見て人騒がせな婿探しを繰り広げていたが、紆余曲折の末、近所の漁師の息子兄弟と結婚することになる。ライラとレイリは、披露宴でもドタバタを見せるが、どうにか周囲の人たちの祝福を受けて無事にサーム、サーミ兄弟と結ばれる。彼女たちの結婚式を見届けたのち、人々の暖かい心に見送られて、スミスたちも村を後にする。
一方、そのころヌマジの牧草地を追い出されて困ったハルガルは、遠縁のバダンの協力を得て、エイホン家のある町を占領しようと襲撃した。しかしバダンの裏切りにより失敗し、族長も死ぬことになる。

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