ちいさこの庭/年代流行
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- 作者名:小玉ユキ
- 連載誌:flowers
- 出版社:小学館
- 単行本:1巻
【解 説】
「ちいさこ」は大地の神と言われた小人。人間でその存在を見る事ができるのはまだ恋を知らぬものと、死ぬ間際のものだけ。ちいさこと関わる人間達のドラマを描いたファンタジー・オムニバス。
【あらすじ】
中庭のある一軒家に引っ越してきた留奈。その中庭はロの字型の建物の中にあり、外からは見えない。留奈は中庭の大きな石の上や木に移動する小人の「ちいさこ」を見つける。しかし両親にも姉の充希にもその姿は見えず、留奈は自分の言う事を信じてもらえない。ちいさこは留奈と二人きりになると話しかけてきた。彼は名をテンと言い、かなり昔からこの庭を住処にしてるという。
一緒にちいさこの絵本を見たりと遊んだりしてテンと仲良くなる留奈。ある日、母の依頼で庭の大きな石をどけて、中庭をウッドデッキにするという業者がやってきた。テンの住処がなくなると大反対する留奈だったが、母に聞き入れてもらえず、留奈はテンを連れて家出をしてしまう。