波よ聞いてくれ/年代流行
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- 作者名:沙村広明
- 連載誌:月刊アフタヌーン
- 出版社:講談社
- 単行本:既刊3巻(2017年1月現在)
【解 説】
北海道札幌市を舞台に、主人公がひょんなことからラジオパーソナリティとしてデビューし、奮闘する姿を描く。
【あらすじ】
本作品の主人公・鼓田ミナレは、ある日、飲み屋で知り合った麻藤兼嗣という男性に、自身の失恋について愚痴る。
翌日、職場であるスープカレー屋「VOYAGER」に出社したミナレは、店のラジオから自身の失恋話が流れているのを聞き、血相を変えてラジオ局に駆けつける。実は、麻藤はFMラジオ放送局・藻岩山ラジオ局のディレクターで、密かにミナレの話を録音し、それを自身の担当番組で流していたのだった。ミナレは失恋話を流すことを止めるよう麻藤に要求するが、麻藤からその穴埋めとして喋ることを求められ、番組でアドリブトークを披露することになる。
一連の出来事を通じて、ミナレは麻藤からラジオパーソナリティとして活動するよう誘われるが、一方で「VOYAGER」の店長から解雇を言い渡されてしまう。店の後輩・中原忠也は、ミナレに店に戻ってくるよう説得するが、そんな折、店長が交通事故に遭い、「VOYAGER」は人手不足に陥る。この事態を受けて、ミナレは「VOYAGER」に復帰する。同時に、交通事故を起こした加害者の妹・城華マキエも、身内が迷惑をかけたお詫びとして店で働き始めるが、マキエは中原との距離を急速に縮め、それを見たミナレはイラつくようになる。そんな中、ミナレのもとに麻藤から連絡が入り、ミナレの冠番組「鼓田ミナレの『波よ聞いてくれ』」の放送が決まったことが伝えられる。