クジラの子らは砂上に歌う/年代流行
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- 作者名:梅田阿比
- 連載誌:ミステリーボニータ
- 出版社:秋田書店
- 単行本:6巻(2015年12月現在)
【解 説】
すべてを飲み込む大海のごとき砂が覆い尽くす世界をゆく、巨大な漂泊船・泥クジラ。そこで暮らす少年チャクロは、ある日、漂着した廃墟船のなかで謎の少女リコスと出会う……。スポーツからオカルトまで、ジャンルを超えて活躍する作者が描くネオファンタジー。
【あらすじ】
砂がすべてを覆い尽くす世界。砂の海に浮かぶ巨大な漂泊船“泥クジラ”で暮らす人々の多くは、感情を発動源とする超能力“サイミア”を操る短命の種族だった。
「外界から閉ざされた“泥クジラ”で短い一生を終える」その運命を受け入れる少年チャクロは、ある日突然漂着した廃墟船の中で一人の少女と出会う。帝国との戦いの後、第3勢力「スィデラシア」の青年貴族ロハリト一党を仲間として迎え入れた矢先、チャクロらは短命の原因が“泥クジラ”に命を吸われているためだと知る。あまりにも残酷な秘密に他の者には隠し、守ってゆく誓いを立てる。
しかし、無印を蔑み仕切られることに不満を抱く双児シコクとシコンが印である自分達が泥クジラの運命を決めて無印を切り捨てる呼びかけをし、泥クジラの住人の間に動揺が走る。