ドミトリーともきんす/年代流行
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- 作者名:高野文子
- 連載誌:Matogrosso
- 出版社:中央公論新社
- 単行本:1巻
【解 説】
高野文子が新作のテーマに選んだのは「科学者たちの言葉」だった。日本の優れた科学者たちが残した文章を、なぜいま読み返すのか。その意義を、架空の学生寮を舞台に、「科学する人たち」と一組の母娘の交流を通じて丁寧に描いていく。
【あらすじ】
とも子さんが経営する不思議な学生寮〈ともきんす〉には、寮生が4人いる。彼らは100年前の世界からタイムスリップしてきた学者の卵たちだ。将来物理学者となる朝永振一郎、植物学者となる牧野富太郎、雪の結晶を研究する中谷宇吉郎、そしてノーベル賞を取る湯川秀樹。とも子さんと彼らは、少ない言葉で貴重な交流を果たすのだが。