僕だけがいない街/年代流行
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- 作者名:三部けい
- 連載誌:ヤングエース
- 出版社:KADOKAWA
- 単行本:2巻
【解 説】
いくつもの事件が悟の身辺で起きるが、無関係にもみえたそれらの事件が、長い連鎖の中にある。現在の時間軸で起きた大きな事件、それらも元を辿れば、18年前の同級生誘拐事件につながっていく。緻密に組み立てられた緊迫感のあるストーリーに手に汗握ること請け合いのミステリー。
【あらすじ】
2006年5月。28歳の藤沼悟は売れない漫画家。デビューはしたもののその後は鳴かず飛ばず、どうにかピザ屋のバイトで食いつないでいるという状況。不思議な能力の持ち主で、身近に事件を感じると、その事件の直前に戻り、同じ光景を何度も見てしまう。
悟自身「再上映(リバイバル)」と名づけたその現象は、事件の原因を取り除くまで繰り返される。「再上映」が原因でトラックにひかれた悟の看病のため、北海道から母がやってくる。母と悟は元々は北海道に住んでおり、母はテレビ局アナをしていた過去を持つ。
2人が北海道で暮らしていた18年前、悟のクラスメイトの女子が誘拐・惨殺される事件があった。犯人は逮捕され、解決したと思われていた事件だが、長いときを経て2人の前に再び立ちはだかる。