• 作者名：田島列島
• 連載誌：モーニング
• 出版社：講談社
• 単行本：上下巻

【解 説】
著者の長編デビュー作品。高校2年生の水泳部員サクタさんと書道部員もじ君の一夏の甘酸っぱい冒険。

【あらすじ】
主人公は水泳部の朔田(さくた)と書道部の門司(もじ)。朔田はある日、立ち入り禁止の屋上に誰かがいるのを見かけ、見に行く。屋上では門司がアニメの絵を毛筆で描いていて、アニメ好きの朔田は意気投合した。
朔田の家はステップファミリーで実の親父はどういう人なのかわからない。しかし、朔田のもとに届いたお札から、新興宗教に入っているらしいということがわかった。父に会いたいけれど、今の家族ともいい関係でいたいと思った朔田は、門司の兄が探偵だと聞き、父探しを依頼する。
そのあと、その宗教の人が門司の兄「明ちゃん」に「教祖がお金を持ち逃げしたようなので探して欲しい」と、依頼にくる。その教祖は朔田の父親で、明ちゃんは朔田の父にあうことができた。朔田は水泳部の合宿に行っていることにして、こっそり父に会いに行く。