海街diary/年代流行
スポンサーリンク
- 作者名:吉田秋生
- 連載誌:月刊フラワーズ
- 出版社:小学館
- 単行本:6巻
【解説】
鎌倉を舞台に家族の「絆」を描いた限りなく切なく、限りなく優しいストーリー。
第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、マンガ大賞2013受賞。
【あらすじ】
鎌倉で暮らす三姉妹の元に、自分たちが幼い頃に離婚して家を出て行った父の訃報が届いた。次女・佳乃は15年以上会っていない父の死を特に何とも思えず、三女・千佳も父との思い出がほとんどなく、佳乃と同じ気持ちだった。それでも長女・幸の頼みで葬式に出るために山形へ赴いた佳乃と千佳は、そこで年齢の割にしっかりしている中学生の異母妹・すずと初めて出会う。
既に母も亡くしていたすずは父の再々婚相手の家族と暮らしていた。気丈だが感情を見せないすずに対し、葬儀の打ち合わせで会った亡父の妻は頼りなく、佳乃はすずの今後について安請け合いする亡父の妻に不信感を抱く。妹たちと違って記憶が確かな幸は父を許せず、夜勤を口実に欠席するつもりでいたが、妹からのメールで事情を知ると、徹夜を押して急行して葬式に出席する。葬式からの帰り、すずは幸から亡父のことで感謝の言葉をかけられ、堪えていた感情が爆発するように号泣した。
幸はそんなすずに「鎌倉に来て一緒に暮らそう」と誘い、すずは快諾する。そして四十九日を済ませた翌週に、父を亡くした地を後にしたすずが鎌倉の姉たちが住む一軒家に引っ越してきた。異母妹を「四女」として迎えた香田家の新たな共同生活が始まる。